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お尻が美しい人は心も身体も美しい!?
カリスマ岡部友の「美尻トレ」体験記。 

text by

熊谷未希(Number出版部)

熊谷未希(Number出版部)Miki Kumagai

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photograph byAtsushi Hashimoto

posted2017/12/13 11:00

お尻が美しい人は心も身体も美しい!?カリスマ岡部友の「美尻トレ」体験記。<Number Web> photograph by Atsushi Hashimoto

トレーニングの前に「前ももほぐし」を。

 まずは、お尻のトレーニングの前に、「前ももほぐし」からスタート。

 現代人の多くは、座ってばかりの生活なので、お尻の筋肉をうまく使えていない。それをカバーすべく、前ももなど周辺の筋肉が必要以上に使われ、オーバーワーク状態に。まずはそこをほぐして、普段使いすぎて凝っている筋肉を緩めることから始めると、その後のトレーニングがお尻に効きやすくなるのだそう。

 ストレッチポールの上に前ももをのせてうつ伏せになり、ゴリゴリする部分を念入りにほぐすのだが、これが痛い! 人目もはばからずに痛い痛いと叫んでしまった。凝っているところは“痛気持ちいい”はず。

 やり方を間違えているのかと思い、聞いてみると、凝っている人のなかには痣ができるほど痛がる人もいるが、慣れてきたら痛気持ちよくなるそう。実際、周りの女性は気持ちよさそうにストレッチポールの上でゆらゆらしていた。

重心が少しずれるだけで別の筋肉を使ってしまう。

 明日から地道に「前ももほぐし」を行って、私も優雅にストレッチしてみせる!と気合いを入れたところで、次に「クラムシェル」という、お尻の筋肉を目覚めさせるトレーニングを行う。私のお尻は何十年も眠っていたということか……。

 床に横向きに寝て、膝を軽く曲げて両脚を重ね、膝上にバンドを通して、体重はやや前にかける。これが基本姿勢で、そこから上側の膝をゆっくり持ち上げる。地味な動きだが、これがお尻に効く!

 お尻を意識した結果、膝が自然に開くイメージで行うのが正しいやり方なのだが、難しいのは、体重のかけ方ひとつとっても、重心が少しずれるだけで、お尻の効かせたい側と逆側の筋肉を使ってしまったり、お尻ではなく足の力ばかり使ってしまったりすること。お尻の筋トレは想像以上に繊細なものなのだと実感。

 ジムではトレーナーに教えてもらうことができるが、本や雑誌を読んで自宅で行う場合は、細かく説明されているものを選ぶべきだろう。初心者がむやみにトレーニングしても、狙ったところに筋肉がつかない可能性は大きい。

 とはいえ、頭を使いすぎると、これもお尻ではなく足など他の部分に力が入ってしまうことがあるので、正しい動きを何回か確かめてから、ある程度リズミカルに続けたほうがいいとのこと。また、スピーディーになりすぎると、正しく負荷をかけることが難しいので、適度なリズムで行っていく。

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