オリンピックへの道BACK NUMBER
萩野公介に連勝しても納得しない。
瀬戸大也、世界水泳3連覇への野心。
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAFLO
posted2017/07/21 17:00

どの大会でも競争する相手は萩野。金メダリストが永遠のライバルであることは、瀬戸にとって何よりのアドバンテージだ。
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タフなメンタルと探究心の強さでスケールアップを。
オリンピックの直後からオフらしいオフを取らず、失意に沈むこともなく泳ぎ続けてきたのは、瀬戸のメンタルのタフさを物語っている。
それと同時に大舞台で味わった悔しさもにじませつつも、自身を冷静に分析して、さまざまなトレーニングを試行する探究心の強さも、瀬戸の特徴だ。
今シーズン、瀬戸の世界ランキングは3位。優勝するには、もう一段階スケールが大きくなることが必要とされる。持ち味の勝負強さと、リオ後の成果を見せつけるために。
2020年、そしてリベンジへ向けての、大きな一歩ともなる。
