“ユース教授”のサッカージャーナルBACK NUMBER
齊藤未月と神谷優太は17歳&18歳。
湘南の若手を伸ばす“チョウイズム”。
text by

安藤隆人Takahito Ando
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2016/05/13 17:00

神谷にアドバイスを伝え、ピッチ上に送り出すチョウ監督。厳しい戦いが続くリーグ戦だが、選手と監督の絆は強い。
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「頑張った」ではなく「結果を出した」という評価を。
「未月は能力が高い選手だし、自分も負けられない。こうやってメンバーに入っていること自体、責任感がある。年下に負けられないという気持ちはありますし、1年目からそういう気持ちでやれることは大きい。『ルーキーだから』ではなく、危機感を持って戦えている。
大宮戦は出場時間が短かったけど、押し込まれて苦しい時間帯で、自分が流れを変えて行かないといけないと思っていた。それができなかったのは、年齢というより、責任感。もう『頑張った』という評価ではなく、『結果を出した』という評価を求められてくるし、周りの自分の見る目をそう変えていかないといけないと思っています。(チョウ)キジェさんも期待をしてくれているのが伝わるので、それにいつまでも甘えてはいけない」(神谷優太)
「メイド・イン・湘南」の選手として、湘南だけでなく他のクラブでも逞しく成長し続けている先輩たち。彼らの背中を追いながら、齊藤未月と神谷優太は、確固不抜のチョウイズムを一身に受けて、今日も切磋琢磨していく――。
