SCORE CARDBACK NUMBER
好調・川崎Fを支える、
中村憲剛の“無理”。
text by
![浅田真樹](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/2/7/90/img_270584a06a70ca8251a6713d41553c0612346.jpg)
浅田真樹Masaki Asada
photograph byAFLO
posted2006/05/08 00:00
![好調・川崎Fを支える、中村憲剛の“無理”。<Number Web> photograph by AFLO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/2/f/700/img_2f771e0d301a3352e992a25d1dbc436e61252.jpg)
Jリーグの試合を見ていると、もどかしさでイライラさせられることが少なくない。確かに、パスは何本もつながる。だが、それらは横方向や後ろ方向のものばかりで、どうやってボールを前に運び、点を取る気なのか、その意図が感じられないのである。
攻撃を組み立てようとするとき、非常に重要なのが、ボランチに前方向の意識があるかどうか。そのためには当然、ときに“無理”もしなければならない。ボランチがボールの流れを横方向から前方向へ変え、しかもスピードアップできるチームの攻撃は、見ていて実に心地いい。
J1で今、川崎が元気だ。8節終了時点で浦和、G大阪に次ぐ3位。特筆すべきは、その得点力の高さで、総得点25、得失点差プラス15は、東西の横綱を上回り、いずれもリーグトップである。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)