「田舎町の“天才少年”が…」マスターズ制覇マキロイ35歳“まるで漫画”みたいな人生「タイガー・ウッズとは違う天才」「17歳石川遼とトリオ結成」

　今年のマスターズで悲願の初優勝を挙げ、メジャー4大会すべてを制してキャリアグランドスラムを達成したのは、北アイルランド出身の35歳、ロリー・マキロイだった。

　マキロイは「天才少年だった」と言われるが、ゴルフ界の天才少年と聞いて、多くの人々がまず思い浮かべるのは、メジャー15勝を挙げた王者タイガー・ウッズではないだろうか。

　いやいや、幼少期、あるいはジュニア、アマチュア時代に披露した活躍や実績を見れば、ウッズもマキロイも天才少年だったことは間違いない。しかし、同じ天才少年でも、2人には少々違いがあった。

ウッズとは対照的な“純朴な少年”

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　わずか2歳でTVの人気番組『マイク・ダグラス・ショー』に、自分の体より大きいゴルフバッグを背負って登場したウッズは、愛らしい表情を見せておきながら、力強いスイングで大人たちを驚かせるなど、生まれながらにスター性を身に付けた「エリート天才少年」の感があった。

幼少期のマキロイ　©︎Splash/AFLO

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　一方、北アイルランドのホーリーウッドという田舎町で生まれたマキロイは、くるくる巻き毛の垢抜けない風貌も手伝い、「純朴すぎるほど純朴」「緻密な計算にもとづく巧妙なゴルフからは、ほど遠い」と見られがちで、そのせいか、マキロイがゴルフを始めてプロゴルファーになるまでの道程は、どこか漫画チックなおとぎ話のように描かれることが多かった。

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