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「ここらで一番のイケメンだよ!」慶應大卒・元ラグビー日本代表が“浅草の人力車”で大活躍中「じつは今年中にお餅屋を…」意外すぎる転身理由

posted2025/04/10 11:04

 
「ここらで一番のイケメンだよ!」慶應大卒・元ラグビー日本代表が“浅草の人力車”で大活躍中「じつは今年中にお餅屋を…」意外すぎる転身理由<Number Web> photograph by KYODO / Yuki Suenaga

ラグビー日本代表から人力車の車夫へ、驚きの転身を遂げた児玉健太郎さん

text by

谷川良介

谷川良介Ryosuke Tanikawa

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KYODO / Yuki Suenaga

慶應義塾大学、パナソニックなど、ラグビー選手として充実のキャリアを歩んできた児玉健太郎(33歳)。日本代表としても活躍したウインガーはいま、意外な転身を遂げていた――。江戸風情が残る下町・浅草での“第二の人生”に密着する。【NumberWebアスリート転身特集全3回の2回目/第3回も公開中】

 浅草で人力車を走らせるようになって1年が経った。観光客を座席に誘導し、優しく毛布をかける仕草にもこだわりを語る。「ここらで一番のイケメンだよ!」と顔見知りのベテラン車夫から受ける“愛のイジり”は、縁もゆかりもなかったこの街に馴染んできた証拠だ。

「オーストラリア人の方を乗せた時に『(神戸製鋼で)ダン・カーターと一緒にプレーしていたんだよ』と写真を見せたらびっくりされて。ラグビーやっていてよかったなと思いましたね」

 ラグビーで培った体力とコミュニケーション力。加えて、海外でのプレー経験で英語も習得した。インバウンド需要が高まる“日本の観光地”での仕事は、たしかに児玉にとってはぴったりな仕事なのかもしれない。

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 ただ、この街に来た理由はそれだけではない。

「じつは将来、海外でお餅屋を開こうと思っていて、今年中にまず浅草に出店するんです。引退してから浅草のお店でアルバイトをしていたのですが、その時に人力車なら並行してできると思ったんです。将来のビジネスにリンクするし、浅草の人たちと交流もできて、何より自分自身のPRにもなりますからね」

【次ページ】 「まず、やりたくないことを書き出した」

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