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大谷翔平と“同期のスター”たちがMLBを席巻中!「10者連続三振」「HRダービー連覇」など、“大谷世代”はツワモノ揃い

posted2021/08/23 06:00

 
大谷翔平と“同期のスター”たちがMLBを席巻中!「10者連続三振」「HRダービー連覇」など、“大谷世代”はツワモノ揃い<Number Web> photograph by Getty Images

19日のタイガース戦では、40号ホームランを放った大谷。彼を筆頭に、同世代の選手たちがMLBを盛り上げている

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ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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 ナ・リーグ中地区の首位を快走するブルワーズのコービン・バーンズという投手が、アメリカ合衆国時間の8月11日水曜日、敵地シカゴでのカブス戦で殿堂入りの名投手トム・シーバー(メッツ時代 1970年4月22日パドレス戦)、アーロン・ノラ(フィリーズ 今年6月25日メッツ戦)に続く、メジャーリーグ(MLB)記録の10者連続奪三振をマークした。

 一昨年の途中から先発に固定されたバーンズは、ダルビッシュ有投手(パドレス)のように、第一球種がカット・ファストボール(全体の52.5%)で、速球を投げる比率は全体の11.3%(2シーム9.5%・4シーム1.8%)に留まる「今どきの投手(ダルビッシュ有も「唯一、取られて困る」…メジャーで“カッター”急増中? “投手の基本は真っ直ぐ”に縛られない投球術 参照)」だ。

 バーンズは去年からブルワーズの「四球が少なく奪三振の多い」先発の柱として活躍していたので、快記録の達成にもそれほど驚きはなかったが、彼のことを日本のスポーツ紙が「大谷世代」と表現したことには驚き、少し考えた後で「なるほどなぁ」と感心させられた。

1994生「大谷世代」メジャーリーガーの注目は?

「○○世代」という表現は日本独特のものだが、MLBにも「Class of 2021」などという言い方をすることがある。これはClass=学年の言葉通り、卒業年次や入学年次を示す表現で、MLBでは選手のデビュー年や殿堂入り選出の年次に使うことがある。

 大谷翔平とバーンズはともに1994年生まれ(大谷は7月5日、バーンズは10月22日)で、確かに大谷を中心に考えれば「大谷世代」だ。アメリカ風なら「Class of 1994」。同年生まれのメジャーリーガーはどれぐらい存在するのだろう?

 投手では前出のバーンズを筆頭に、前田健太投手(ツインズ)の元同僚でMLB通算56勝のホゼ・ベリオス(ブルージェイズ)と同36勝のウォーカー・ビューラー(ドジャース)、ヤンキース時代の田中将大投手の同僚で同42勝のルイス・セベリーノ、同40勝で2020年にノーヒッターを達成したルーカス・ジオリート(ホワイトソックス)、同36勝の左腕マックス・フリード(ブレーブス)、通算86セーブの左腕ジョシュ・ヘイダー、同166セーブのエドウィン・ディアス(メッツ)ら、各球団で主力となっている投手が多い。

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