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大谷翔平と“同期のスター”たちがMLBを席巻中!「10者連続三振」「HRダービー連覇」など、“大谷世代”はツワモノ揃い
text by
ナガオ勝司Katsushi Nagao
photograph byGetty Images
posted2021/08/23 06:00
19日のタイガース戦では、40号ホームランを放った大谷。彼を筆頭に、同世代の選手たちがMLBを盛り上げている
野手では、大谷も参加した今年のホームラン・ダービーを連覇した2019年のナ・リーグ新人王ピート・アロンゾ一塁手(メッツ)、やはり同ダービーに出場した133本塁打のマット・オルソン一塁手(アスレチックス)、青木宣親外野手(ヤクルト)の元同僚で通算112本塁打のアレックス・ブレグマン三塁手と、同125本塁打のカルロス・コレア遊撃手(ともにアストロズ)、ダルビッシュ有投手のレンジャーズ時代の同僚で通算160本塁打のルーグネド・オドア内二塁手(ヤンキース)、昨年のワールドシリーズ最優秀選手コリー・シーガー遊撃手(ドジャース)ら錚々たる面々が揃っている。
アクーナ・Jr.、フアン・ソトは大谷のメジャー・デビュー同期
では、少し目先を変えて、大谷が「メジャー・デビュー」した2018年に同じくデビューした「メジャー同期」にはどんな選手がいるのだろう?
大谷は同年、ア・リーグ最優秀新人賞に輝いており、ナ・リーグの同賞に輝いたのがロナルド・アクーニャ・Jr.外野手(ブレーブス 1997年生まれ)だ。彼に次いで2位だったフアン・ソト外野手(ナショナルズ 1998年生まれ)は「次世代のスーパースター」と呼ばれ、「未来のMVP候補」とも目されているが、大谷は今年、彼らに先駆けてMVPに選出される可能性が高い。
ちなみにアクーニャ・Jr.とソトに続く同賞3位には前出の通り、1994年生まれの「大谷世代」のビューラーも名を連ねているが、それは彼が前年の2017年のデビューにも関わらず、「メジャー登録45日以内、50イニング以下の登板(打者は130打席以下)」という新人王の資格を持ち越していたからだ。若手No.1のジャック・フラハーティ投手(カージナルス)なども同じで、彼らもまた、それぞれの所属チームで主力選手に成長している。
2013年デビュー組には、日本勢もスター選手が多数
1994年生まれの「大谷世代」と2018年にメジャー・デビューした「Class of 2018」は、年齢的にも全盛期にあり、現在のMLBの顔となっている選手ばかり。では大谷が花巻東高を卒業し、日本プロ野球で活躍し始めた2013年にプロ野球で活躍し始めた選手たちを「Class of 2013」とするなら、どんな選手がいるのだろう?