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大谷翔平と“同期のスター”たちがMLBを席巻中!「10者連続三振」「HRダービー連覇」など、“大谷世代”はツワモノ揃い 

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ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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posted2021/08/23 06:00

大谷翔平と“同期のスター”たちがMLBを席巻中!「10者連続三振」「HRダービー連覇」など、“大谷世代”はツワモノ揃い<Number Web> photograph by Getty Images

19日のタイガース戦では、40号ホームランを放った大谷。彼を筆頭に、同世代の選手たちがMLBを盛り上げている

 日本プロ野球では「大谷世代」の藤浪晋太郎(阪神)や鈴木誠也(広島)が有名だが、同年は大学出身の則本昂大(三重中京大から楽天 1990年生まれ)や、小川泰弘(創価大からヤクルト 1990年生まれ)、菅野智之(東海大から巨人 1989年生まれ)ら数多くの選手がプロ野球でデビューし、現在も活躍している。

 彼らはすべて2012年のドラフト会議で指名された選手で、4月に始まり、3月で終業する日本の教育システムにより、デビューは翌2013年になったわけだが、8月や9月に始まり、6月に終業するアメリカの教育システムに合わせているMLBでは事情が異なる。

 アメリカでは6月(現在は7月)のドラフト会議で指名されてすぐ、マイナーリーグでプロ野球デビューする選手が多いので、ここでは大谷が日本プロ野球でデビューした2013年に、アメリカ本土のマイナーリーグでデビューした選手に限定してみる。

「大谷世代」が今後のMLBを背負っていく

 出世頭はアリゾナのキャンプ施設でのルーキーリーグで調整後、フロリダ州のローA級デイトナ・カブスでプロ野球デビューしたクリス・ブライアント選手(ジャイアンツ)だろう。ブライアントはマイナー生活を2年で卒業し、2015年にメジャー・デビューして大谷と同じくナ・リーグ新人王を獲得。その翌年に打率.292、39本塁打、102打点でカブスの108年ぶりのワールドシリーズ優勝に貢献し、ナ・リーグ最優秀選手に選出された。チームが再建モードになった今夏、ナ・リーグ西地区で優勝目指して邁進しているジャイアンツにトレードされたが、内野も外野も守れるスラッガーだ。

 2013年にマイナー・デビューした選手は他にも、2019年のア・リーグ首位打者ティム・アンダーソン遊撃手や、2020年のナ・リーグ新人王デビン・ウイリアムス投手(ブルワーズ)など、今では現役バリバリのメジャーリーガーが多く、1994年生まれの「大谷世代」や、2018年にメジャー・デビューした「Class of 2018」の選手たち同様、各チームの中心選手として活躍している。

 彼らはほぼ全員が二十代後半で、選手としては今が全盛期。すでにメジャーリーグを代表する選手たちであり、これから何年間もMLBを背負っていくべき存在となっている。その中心に大谷翔平という日本人がいるという事実に、驚かされる日々である。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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