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MGCを制するのは速さか、強さか。
東京五輪を狙う実力者たちが集結。

posted2019/09/08 11:30

 
MGCを制するのは速さか、強さか。東京五輪を狙う実力者たちが集結。<Number Web> photograph by AFLO

初代「山の神」今井正人(一番左)や三代目「山の神」神野大地(一番右)など箱根駅伝のヒーローも出場。

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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 勝負のときは、刻一刻と迫っている。

 東京五輪のマラソン代表の選考レース、マラソングランドチャンピオンシップ(以下、MGC)が、9月15日に行なわれる。

 あらためてMGCの概要を簡略に説明すると、指定レースで出場権を得た選手が一堂に会し、東京五輪代表をかけて開催される大会だ。

 優勝者と2位の2名がオリンピック代表の切符をつかみ、男女各3枠のうち残る1枠は、2019年冬から2020年春にかけて開催される対象大会で基準をクリアした最上位選手が内定する。該当者がいない場合はMGCで2枠に入らなかった次点の選手が選ばれる。

 つまり、MGCの結果は、3枠目の選出にもかかわる重要なものなのだ。

注目は大迫傑と設楽悠太。

 このレースに、男子は31名、女子は12名が出場を予定している。

 とりわけ、31名と多数が資格を取得した男子は、激戦が予想される。

 MGCに備えて海外合宿を行なったロンドン五輪5000m、10000m代表の佐藤悠基、箱根駅伝などでの活躍で知られる神野大地らは、帰国後、順調に調整が進んだことを明かしている。

 出場選手たちのレースに向けた準備を見ていくと、激しいレースをいやでも期待したくなる。

 31名のうち注目を集めるのは、日本記録保持者の大迫傑、大迫に塗り替えられるまで保持していた設楽悠太だ。

 昨年10月、シカゴマラソンで2時間5分50秒の日本記録を樹立した大迫は、今年3月の東京マラソンこそ棄権したものの、その後5000mや3000mのレースを走り、8月にはハーフマラソンで優勝している。

 一方の設楽は昨年12月に福岡国際マラソンで4位となったあと、今年7月のゴールドコーストマラソンをはじめ、さまざまな距離を走りながら、仕上げてきた。

 速さという点では、この2人の名前が浮上するだろう。

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