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初戦後のミーティングで団結、涙も。
なでしこ鮫島「一番声が出ている」

posted2019/06/25 11:00

 
初戦後のミーティングで団結、涙も。なでしこ鮫島「一番声が出ている」<Number Web> photograph by Getty Images

スコットランド戦で先制点を決めた岩渕真奈(左)。決勝トーナメント1回戦のオランダ戦ではバイエルン時代の同僚ミーデマと対戦する。

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日々野真理

日々野真理Mari Hibino

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「このメンバーで1試合でも多く戦いたい」

 その思いが、グループステージ初戦を引き分け、このまま終わってしまうかもしれないという不安に包まれたチームを奮い立たせた。

 ベスト16が出そろい、決勝トーナメントがスタートしたFIFA女子W杯フランス大会。開催国のフランスや前回大会優勝のアメリカなど、強豪国が順当に勝ちあがりを決めたほか、1999年大会以来のW杯出場となったイタリア、出場2回目のスペインも初の決勝トーナメント進出を勝ち取るなど、近年成長著しい欧州各国の躍進も目立ったグループステージだった。

 欧州諸国は今大会が来年の五輪予選も兼ねていることから、「欧州上位3カ国」に入ることを重要視しており、ここからも激しい戦いが予想される。

簡単ではなかったグループステージ。

 日本のグループステージは、大事な初戦のアルゼンチン戦では0-0の引き分け、2戦目のスコットランド戦こそ2-1で勝利したものの、グループ1位をかけて戦ったイングランド戦は0-2と完敗。1勝1分1敗のD組2位で決勝トーナメント進出を決めたが、グループステージを勝ち抜くのは決して簡単ではなかった。

 初戦の試合直後は、まるで勝ったかのように喜びを表すアルゼンチンに対し、負けたかのような空気を放った日本。同じ勝ち点1だが、全く違う意味を持つことが伝わってきた。

 試合を振り返り、「私たちのやり方が間違っていたのかなと思ってしまう」と吐露したのは、このチームを牽引する鮫島彩。

 W杯初出場の選手が17人と、経験の浅い選手たちを牽引してきた自らを責めるような言葉を口にした。しかし、肩を落としながらも、目に力をこめ、次に逞しく戦うために「間違ってないと思うし、しっかりみんなで話して次に進みます」と気丈に語った。

【次ページ】 士気を高めた選手間のミーティング。

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