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<北京世界陸上プレビュー>
織田裕二「超人たちの祭典を目撃せよ」 

text by

織田裕二

織田裕二Yuji Oda

PROFILE

photograph byAFLO

posted2015/08/20 06:00

<北京世界陸上プレビュー>織田裕二「超人たちの祭典を目撃せよ」<Number Web> photograph by AFLO

トレイボン・ブロメル(TRAYVON BROMELL)1995年7月10日、米国生まれ。18歳の昨年6月、100mで9秒97のジュニア世界新記録をマーク。史上最年少での9秒台選手になった。

 今回で10回目のメインキャスターとなりますが、北京大会の一番の見所はベテラン選手とそれに挑む若手選手の“新旧”対決だと思います。

 あのセルゲイ・ブブカ選手(ウクライナ)の記録を破った棒高跳びのルノー・ラビレニ選手(フランス)や、日本の鈴木雄介選手が世界記録を出した競歩など、全種目が注目なんですが、中でも僕が楽しみにしているのは、やはり男子短距離です。

 ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)という大スターや、復活した33歳、ベテランのジャスティン・ガトリン選手(米国)という、世界大会での実績十分な選手はもちろんですが、それに挑む若い世代にも注目です。今回のキーワードは“20歳”。彼らは黄金世代と呼んでいいかもしれません。


 まずは米国のトレイボン・ブロメル選手。全米選手権ではタイソン・ゲイ選手に次いで2着でしたが、去年100mで史上最年少で9秒台に突入した有望株です。アリソン・フェリックス選手(米国)を初めて見た時のようなインパクトがありました。

 それからカナダのアンドレ・ダ・グラス選手は200mで今季世界ランキング3位。パンアメリカン大会でも優勝するなど勢いがあります。伸び盛りの選手が大舞台でどんな走りを見せるのか、今から楽しみです。

 彼らと同年代の桐生祥秀選手が欠場したのは残念ですが、日本勢ではスーパー高校生のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手に期待したいですね。少し話をさせてもらった感じだと、非常に素直で明るいタイプの選手です。今大会でトップ選手に刺激を受けて、さらに一段上のレベルに行ってほしいですね。日本人初の9秒台が期待されていますが、本当にいつ出てもおかしくないところまで来ていると思います。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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特集 本田圭佑僕は日本人の血を信じている。
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