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<錦織圭に続く者たち>
新ヤングガンズは上位陣を崩せるか。 

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雨宮圭吾

雨宮圭吾Keigo Amemiya

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posted2015/06/28 08:00

<錦織圭に続く者たち>新ヤングガンズは上位陣を崩せるか。<Number Web> photograph by Getty Images

ニック・キリオス(オーストラリア)。

錦織やラオニッチらBIG4に続く勢力と言われてきた“ヤングガンズ”。彼らより年下の才能溢れる若手たちの中で、誰が頭角を現すのだろうか。

「人生で平凡ほどつまらないものはない」

 昨年末に18歳のスター候補生、ボルナ・コリッチ(クロアチア)がSNSで公開した右腕のタトゥーの文言である。

 近年はBIG4の安定した治世が続く中、トップ100には次世代のきらめくタレントが枯渇していた。今季、ようやくそこに平凡ではない多くの才能が注がれ始めた。

 5月18日付のランキングで100位以内に4人ものティーンエイジャーが名を連ねたことがその現れだ。これは錦織圭やフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)、マリン・チリッチ(クロアチア)らがまだ10代だった'08年以来のこと。今や錦織らは期待感だけではない実力と実績を備えたエスタブリッシュメントに成長。昨季まで彼らに冠せられていた「ヤングガンズ」の呼び名は、台頭してきた新世代に譲り渡されたのである。


 そのトップランナーの1人がコリッチだ。一昨年の全米オープンジュニア王者は、昨年10月にはラファエル・ナダル(スペイン)を破る金星を挙げ、今年2月にはアンディ・マリー(英国)相手にも番狂わせを演じた。憧れのアスリートはマイク・タイソン。確かにエネルギッシュにボールを追う姿は、俊敏に相手の懐に飛び込んでKOパンチを見舞うボクサーのようでもある。世界№1のノバク・ジョコビッチ(セルビア)も「素晴らしいファイターで昔の自分を見ているようだ」と、その才能を高く評価している。

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