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<フットボーラーのパフォーマンスを支えるアミノ酸>
山口蛍 「止まらない足で世界へ戦いを挑む」 

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松本宣昭

松本宣昭Yoshiaki Matsumoto

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posted2014/06/18 11:00

<フットボーラーのパフォーマンスを支えるアミノ酸> 山口蛍 「止まらない足で世界へ戦いを挑む」<Number Web> photograph by AFLO

五輪代表では練習前と練習後にアミノ酸を飲んでいた。

「アミノ酸を飲むようになったきっかけは、五輪代表なんです。代表の活動中は、チームからアミノ酸を支給されて、練習前と練習後に飲んでいました。もともと僕はコンディション管理に関して、自然に任せるタイプでした。意識していたのは、しっかりと睡眠をとることや、オフの前日の過ごし方ぐらいで。食事も、食べたいものを食べる。ただ、五輪のような大事な大会のときは、代表チームからコンディション管理について厳しくチェックされますし、アドバイスもしてもらえます。周りにもコンディション管理にストイックな選手がいましたからね。例えばゴンちゃん(FC東京・権田修一)は、体を動かすためのサプリメントを飲んだり、食事では意識的に野菜をたくさん食べたりしている。そういう選手を見ることで、『俺も気をつけなくちゃ』と意識が変わった部分はあります」

 激しい運動を繰り返せば、筋肉の主成分であるたんぱく質が失われ、疲労も溜まる。アミノ酸はこの疲労回復を促し、エネルギー源となる。五輪代表の活動で意識改革を行なった山口は、スペイン戦で激しく消耗しながらも、五輪の全6試合540分間を走りきり、「中2日でも疲労は感じなかった」。

 あの経験があったからこそ、今季から個人としてもアミノ酸を摂取することを決めた。

リーグ、ACL、そしてW杯の過密日程を乗り切るために。

「今年はACLもあって、過密日程になることはシーズン開幕前から分かっていましたからね。これを乗り切るためにも、やってみようと思って、アミノ酸を飲み始めたんです。実際、3月からの連戦を戦ってみても、疲労は感じませんでした。今ではアミノ酸を飲むことが習慣になっていますし、コンディション維持に役立っていますね」

 どんな連戦でも「止まらない足」を、日本の指揮官が放って置くはずがない。世界の頂点を目指す大会に臨む23人のリストに、山口の名を書き込んだ。

「国際大会はこの先、何回も出られる訳じゃありません。だからこそ、自分のプレーをしっかり出したい。コンディション面も含めて、後悔だけは絶対にしたくないんです」

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