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重さたった195g! 世界最軽量ゴアテックス・ジャケットが春~初夏のフィールドを制す!
text by
奥山泰広&高成浩Yasuhiro Okuyama & Seikoh Coe(POW-DER)
photograph byNanae Suzuki
posted2013/04/26 10:30
初心者も上級者も納得の老舗ブランド『ホグロフス』。
高 おおっ、ホグロフスの「グラム コンプ プル」ジャケットね。俺も注目してたんだけど、奥山はもう買ってたんだね。
奥山 なんだ、知ってたんですか。それにしても珍しいじゃないですか。昭和のアウトドアおやじは、ハイテク素材よりも自然素材のほうが好きなんじゃなかったでしたっけ!? 60/40とか、オイルドコットンとか……。
高 シェラデザインとバブアーね……懐かしいな。若い頃はどちらも試したけど、結局サ、どちらも濡れるんだよ。で、ピーターストームやREIの厚いナイロン製パーカを買うんだけど、今度は蒸れるんだよね。あの時代、アウトドアは我慢の連続だったな。
奥山 なるほど、そういうトラウマ的な経験があるから、高さんはゴアテックスの真価を素直に認めているんですね。
高 「認めている」なんておこがましい。もう、全面的に崇拝しているよ(笑)。それに1914年創業のスウェーデンの老舗ブランド、ホグロフスは以前から大好きだぜ。
奥山 へえ、ず~っと昔、編集&ファッション業界の人達とバーベキューをやったときは、「俺ったらアメリカン・ウィルダネスだぜ~」って意味不明なことを叫んでたのに!
高 まぁ、歳を重ねると北欧特有の「無駄を一切省いたシンプルな機能美」が、ココロと身体に馴染むんだよ。
奥山 黄昏れたアウトドアおやじ(笑)はもちろん、ガチなアルピニストも一目置くホグロフスの逸品。せっかくだから試してくださいよ!
最先端の素材、技術、デザインを駆使したハイパフォーマンス。
高 どれどれ(早速着てみる)、おお~っと、軽いね~。確か、重さ195gだっけ。まるで紙を着ているみたいだね。
奥山 ゴア社最高の透湿性を誇る「ゴアテックス アクティブ シェル」を使用し、Lサイズで重量195gを実現。商品名の「コンプ」が示すとおり、コンペティション競技レベルに対応した、かな~り本気なモデルなんですよ。
高 軽さの秘密は素材だけじゃないな。よくよく見ると、生地の枚数が少ないんじゃないかな。
奥山 鋭い! 背面から前面の胸~腕までが1枚のパターン、そして腹部の1枚でボディが形成される上下2枚の生地構成なんですよ。そのぶん縫製部分も少なくなるので、同ファブリックを使った世界最軽量のアウターが出来上がったってワケ。これだけ軽ければ着てる感じがしないし、脱いでバックパックに収納しても全然邪魔にならないでしょ!
高 しかも、これって立体裁断だろ。俺みたいにずんぐりむっくりの体型でも、動きを妨げることがないのが嬉しいね。それにシームテープを伴った縫製部が少ないということは、身体への接触も最小限に抑えられるってワケだから、行動中のストレスがずいぶん軽減されるね。いやあ、カタログとかでスペックを見て「いいね」とは推察してたけど、実際に着てみて、さらに良さがわかったよ。サンキュー!
奥山 高さんが感心した機能が、世界中のアウトドアマンからも評価されて、ヨーロッパでは権威ある賞を獲得しているとか。それにこの鮮やかな色使いもいいでしょ。シームテープはもちろん、ドローコードやロゴマークも同色で仕上げているから、シンプルでスタイリッシュな印象を与えるんです。
高 ジーンズにもチノパンにも合わせやすいから、街着アウターとしても活躍する……って言いたいんだろ!? 確かにそうだね。よし、近々買いに行こうっと!
奥山 ぜひぜひ! 来週のロケ&取材に間に合わせてくださいよ。
高 えっ? 来週って低気圧が近づいているよ。ロケって雨だと中止なんじゃないの?
奥山 来週はゴルフの取材なんで。ゴルフは雷が落ちない限り、少々の雨ならやりますから。このグラム コンプ プルならへっちゃらですよ。
高 アウターは平気でも、俺がへこたれるっつうの!
HAGLÖFS GRAM COMP PULL
ゴア社最高の透湿性の「ゴアテックス アクティブ シェル」を使用。身頃にパネル2枚だけしか使用しない画期的なパターンにより、驚異の軽量化と優れた通気&防水性を実現している。黄色と青の2色。3万9900円。
(問) ホグロフスジャパン
(電話) 0120-707-585
(公式サイト) http://www.haglofs.com/ja-jp/