SCORE CARDBACK NUMBER

親方衆も唸る若隆景の快進撃。強さの裏に3兄弟の絆あり。

posted2022/04/08 07:00

 
親方衆も唸る若隆景の快進撃。強さの裏に3兄弟の絆あり。<Number Web> photograph by AFLO

四股名は毛利元就の三男・小早川隆景から。春場所8日目には、業師の宇良を下からの力強い攻めで寄り切った

text by

佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

PROFILE

photograph by

AFLO

 新関脇として土俵に上がった若隆景の快進撃には、誰もが目を見張った。

 辛口解説者の北の富士氏をもって、「いいねぇ~」とうならせ、八角理事長も「最高の相撲」と絶賛。「技術がうまいというよりも、今場所の若隆景は『強い!』の一言」と感嘆する親方の声も聞いた。

 相手得意の形にさせないように、おっつけ、はず押しを駆使。下から上に攻め込んで右四つで組み止め、寄り切るのが真骨頂だ。さらに先場所は、小気味よいほどにスピード感も増していた。

 181cm130kgと、けして大きくはない体を充分に生かし、均整の取れた筋肉質の体は、昭和の時代の力士を彷彿とさせる。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 624文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

若隆景

相撲の前後の記事

ページトップ