月刊スポーツ新聞時評BACK NUMBER
本人もしこ名をかんでしまう新関脇「わかたかかげ」、高卒新人捕手・ロッテ松川虎生「緊張は特にないっす」…今年の春は「新」が大活躍!
posted2022/03/31 06:00
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph by
KYODO
3月のスポーツ新聞はにぎやかでした。サッカーW杯出場決定にプロ野球開幕、大相撲春場所にセンバツ高校野球、まさに満開! 紙面がうれしそう。では読み比べで気づいたキーワードからいきます。
そのキーワードとは「新」。これを多く紙面で見かけたんですねぇ。
まずサッカーですが、7大会連続のW杯出場を決めた森保ジャパンの三笘薫について「新スター誕生」と東スポは書いていました。
ちなみに見出しは『ウルトラマン 三笘 5分間で2発!!』(3月26日付)。さすがの見出しですが、今年は「シン・ウルトラマン」の年でもあった。
続いての「新」はこちら。
『新関脇86年ぶり!!若隆景初V』(スポニチ3月28日)
大相撲でも「新」がきてます! 大横綱双葉山以来です。
「か」が3回も出てくる「わかたかかげ」
若隆景(わかたかかげ)のしこ名は実況泣かせで、「か」が3回も出てきてアナウンサーどころか本人もかんでしまうという(スポニチ情報)。
その若隆景、東京中日スポーツでは北の富士さんがコラムで「あの双葉山関も、新関脇の優勝が69連勝の偉大な記録につながるのである。双葉山から若葉山、そして孫の若隆景に…。何か縁を感じるのは私だけか」と興奮気味。
サンスポのコラム「甘口辛口」は「いやがうえにも次の大関への期待が強まる。若隆景のしこ名もいいが、あの名横綱双葉山の時津風親方に勧められて付けたという『若葉山』のしこ名復活を期待するオールドファンも多いだろう」(3月28日)。
本人もかんでしまうという若隆景のしこ名と出世に注目です。さて続いての「新」はこちら。
『自己最速新 164km/h 朗希 進化異次元』(スポニチ3月28日)
千葉ロッテの佐々木朗希がいよいよ。