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苦戦の三笘は“ほぼ当確”か? 激戦の東京五輪メンバー「勝ち残った選手」と「当落線ギリギリにいる選手」とは
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJIJI PRESS
posted2021/06/13 17:03
12日のジャマイカ戦で東京五輪メンバー選考マッチが終了した。発表される瞬間まで、当落ライン上で多くの選手がその座を狙っている
ロンドン五輪では、永井謙佑のスピードを活かしたカウンターで勝ち上がった。前田は永井ほどの安定感や決定力はないが、それでも一発の魅力は森保監督が欲するところ。3人のFW争いの中では、前田が田川、林を1歩リードしていると言えよう。
力があっても落選する…「五輪代表」の厳しさ
正式な18名のメンバー発表は今月下旬の予定だ。
過去には、小野伸二と遠藤保仁がシドニー五輪の時にメンバーから落選し、鈴木啓太もキャプテンでありながらアテネ五輪を戦う日本代表から漏れた。ロンドン五輪の時は、大迫勇也、原口元気が落選している。18名という狭い枠なので、力があっても編成上、落選する可能性があるのが五輪を戦うアンダーカテゴリーの代表だ。
ただ、まだ何が起こるか分からない。
崖っぷちに立たされた選手でも最終段階で一発逆転があるかもしれない。メンバー発表のその日まで、Jリーグに戻った選手は、少しでも違いを見せていくことが求められる。
森保監督が18名の名前を出す瞬間まで競争はつづく――。
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