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「敵は自分やと」「サッカーは人生のウォーミングアップ」本田圭佑が賛否両論でも“あえて”表現してきたこと【35歳に】

posted2021/06/13 17:01

 
「敵は自分やと」「サッカーは人生のウォーミングアップ」本田圭佑が賛否両論でも“あえて”表現してきたこと【35歳に】<Number Web> photograph by JMPA/Getty Images

日本代表でもクラブでも本田圭佑が放った言葉は、注目を集めてきた

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NumberWeb編集部

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雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回は35歳となった本田圭佑にまつわる4つの言葉です。

<名言1>
敵は自分やと思っている。妥協が最大の敵やね。それにつきる。
(本田圭佑/Number925号 2017年4月13日発売)

◇解説◇
 ACミランの10番を背負ったころ、本田はまさに逆風にさらされていた。

 ゴールなど明確な結果を出せなかったことで、辛辣なメディアに酷評され、モンテッラ監督時代には右FWの序列でスペイン人のスソに次ぐ2番手に甘んじたのだ。

 それでも自身が運営していたメルマガで「自分がスソとの争いに負けているだけ」、「そもそも敵はスソやと思ってないからね」と率直に明かしていた。

 ピッチ内外、オンラインでも本音で語る。物議をかもしたとしても、その反応を真正面から受け止めて突き進んでいく。それこそが本田圭佑らしさなのだろう。

<名言2>
僕が言っている覚悟の意味は、現状維持ではない。今やっていることを、明日もやるのではない。今やっている2倍、3倍やる覚悟があるのか。
(本田圭佑/Number901号 2016年4月27日発売)

◇解説◇
 ブラジルW杯から2年後のコメントである。

「間違いなく今、代表にいる全員にポテンシャルはある」と、宇佐美貴史、武藤嘉紀らの名を挙げた本田は「彼らがその気になれば、全然、変われる」と評価していた。その一方で「覚悟の意味」について、このように説いた。

【次ページ】 ここぞというときには、一気に成り上がらないと

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