話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER
苦戦の三笘は“ほぼ当確”か? 激戦の東京五輪メンバー「勝ち残った選手」と「当落線ギリギリにいる選手」とは
posted2021/06/13 17:03
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph by
JIJI PRESS
3月のアルゼンチンとの2試合、そして今回、A代表、ガーナ、ジャマイカとの3試合を終え、東京五輪を戦う18名のメンバーを決める選考マッチが終わった。
基本的には、今回の招集メンバーから18名が選出されることになる。
谷、久保、上田など「メンバー入りほぼ確定組」は?
OA枠の吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航の3名は当確となり、残りは15名。GKは2名なので、フィールドプレイヤーは13名だ。
チームの主力という視点だと、ガーナ戦でのメンバーが本大会を見据えたファーストセットになる。この試合では6-0という結果を出しており、スタメン組のGK谷晃生、DF冨安健洋、MF中山雄太、田中碧、堂安律、久保建英、相馬勇紀、FW上田綺世はほぼ当確と言えるだろう。
また、ガーナ戦では交代選手のファーストチョイスで、ジャマイカ戦では上田へ糸を引くようなラストパスでアシストし、攻撃で違いを見せた三笘薫やセンターバックとボランチを兼ねる板倉滉。さらにトップ下から左サイドバックまで攻守に高いユーティリティー性を持つ旗手怜央は順当にメンバー入りすると思われる。
これが、ほぼ当確の選手の顔触れだが、そうなると残りは、GK1名、フィールドプレイヤーは3名になる。
果たして、誰が運命の当落線上にいるのか。
GK)大迫敬介は五輪行きを死守できるか?
GKは、3年半前のチームのスタート時からゴールマウスを守ってきた大迫敬介がファーストチョイスだった。今回の3試合はそれを確固たるものにすべき絶好の機会だった。そのために大迫は、「試合で自分のプレーを出すということ。あと、試合じゃない練習の時間が多いので常に自分の存在を示し、表現するのが大事」と語っていた。