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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「カマダは良くないな」批判が激変…現地サポーターに聞いた、鎌田大地への“手のひら返し”「カマダは不用意なミスをした」→「今は別人みたい」
posted2025/05/16 17:00

クリスタルパレスのシーズンチケットホルダー、ロバート・サックリングさん(写真右)
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田嶋コウスケKosuke Tajima
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Kosuke Tajima
クリスタルパレスの鎌田大地の評価が高まってきた。
シーズン前半はベンチスタートが多かったが、終盤に入って先発数が増加。5月11日に行われたトッテナム戦ではベンチスタートにまわったものの、17日にマンチェスター・シティとのFA杯決勝を控えており、大一番に向けてローテーション制を採用したとの見方もできる。いずれにせよ、鎌田の序列が上がってきたのは間違いない。
そのトッテナム戦で鎌田は、2−0の自軍リードで迎えた後半16分から途中交代でピッチに入った。「2−0で勝っていたので、失点しないところと、ボールを落ち着かせるところを意識していました」と、試合後に振り返った鎌田。攻守のバランスを取りながら、ピッチを幅広く動いてプレーした。
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後半28分には体をうまく入れて相手FWから鮮やかにボールを奪い切る場面も。後半34分にはペナルティエリア内からのクロスボールでチャンスを作り、後半40分には大きなサイドチェンジで攻撃を組み立てるなど、攻守両面で確かな存在感を示した。
そんな鎌田について、地元サポーターはどう思っているのか。トッテナム戦の前後に話を聞いた。
現地サポーターの本音「最初はダメだった」
まず一人目は、シーズンチケットホルダーのロバート・サックリングさん(写真右)。日本代表MFについてこう語った。
「カマダは本当に良くなってきた。正直、驚いているよ。というのも、最初はあまり良いプレーができていなかったから。友人のサポーターたちも『カマダはあまり良くないな』と嘆いていたほどさ。だけどカマダは、本当によく順応した。今や、中盤に欠かせない存在になりつつあるよ」
同じような意見を語ってくれたのは、こちらもシーズンチケットホルダーのポール・ビラーニさん。アウェイマッチにも駆けつける熱心なベテランサポーターだ。