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国枝慎吾、だけじゃないパラ五輪。
車いすラグビーにバスケ、自転車も! 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2016/09/07 11:00

国枝慎吾、だけじゃないパラ五輪。車いすラグビーにバスケ、自転車も!<Number Web> photograph by AFLO

車いすバスケは、ダブルドリブル以外ほとんどのルールがバスケットと同じで見やすい競技だ。片輪を浮かせたりとアクロバットなプレーも多い。

車いすでのラグビー、バスケットはやはり人気。

 ウィルチェアーラグビーは車いすで行われるラグビー。バスケットボールのコートを使い、パスやドリブルなどで敵陣のゴールエリアにボールを持ち込めば得点となる。守る側は車いすでタックルして防ぐ。金属音が鳴り響くほど激しいぶつかり合いが展開される。

 日本はロンドンで4位の成績を残している。課題のフィジカルの差を克服すれば、メダルは可能だ。池崎大輔、池透暢が柱の存在だ。

 8チームが参加し、14日から18日にかけて、予選リーグを経て決勝戦まで行われる。

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 同じく球技の団体競技である車いすバスケットボール。健常者のゲームととほぼ同じルールである一方、車いす同士が攻防をめぐってぶつかり合い、ときに転倒もあるほどの迫力、そして車いすならではのスピード感で人気を高めてきた。

 日本は男子が出場する。身長やリーチなど体格では海外の強豪国に劣勢を強いられる。その差を埋めようと、及川晋平ヘッドコーチのもと、緻密なプレーにこだわり、培ってきた。主将の藤本怜央、香西宏昭ら海外でプレーする選手を軸に、その成果を、大舞台で見せることができるか。チームとしては6位以内を目標に掲げるが、選手はメダルを、と意気込む。9月8日、予選リーグの対トルコ戦でスタートし、勝ち上がれば17日の決勝まで続く。

両脚を切断した選手が義足で登場する自転車。

 自転車にも楽しみな選手がいる。1人は藤田征樹。北京、ロンドンの2大会で銀を2、銅2の計4個のメダルを獲得している。大学ではトライアスロンをしていたが交通事故により両足を切断。その後、義足で健常者と一緒に参加したトライアスロンで完走しているが、自転車でも健常者の大会に出場している。リオでは5種目を予定している。昨年の世界選手権のロードレースでは金メダルを獲得。世界一は遠くない。

 リオでは、女子で日本初のパラリンピック代表選手が誕生した。鹿沼由理恵である。

 鹿沼が出場するのは視覚障がいクラスのタンデム自転車。2人乗りの自転車で行なわれるが、前に乗ってハンドル操作などを行なう「パイロット」は健常者が担う。鹿沼とコンビを組むのは競輪で活躍する田中まい。田中は5月から競輪を休業、鹿沼と強化に励んできた。息を合わせ、表彰台を狙う。

【次ページ】 ロンドンで金を獲得したゴールボールは?

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