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大谷翔平にベッツが“ついに本音”「ショウヘイの後ろを打つ…どうすればいいのか」ドジャースの天才が吐露した「自分より上の選手がいる」苦悩―2024下半期読まれた記事
posted2024/12/19 11:01
text by
水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph by
AP/AFLO
2024年の期間内(対象:2024年9月~2024年12月)まで、NumberWebで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。ドジャース部門の第3位は、こちら!(初公開日 2024年10月11日/肩書などはすべて当時)。
それは今年2月、ドジャースのスプリングトレーニングが始まるときのことだった。
ベッツが大谷を語った“最初の言葉”
史上最高額7億ドルの契約で加入した大谷翔平の話題で持ち切りだったチームは、まさにフィーバー状態。普段とは比較にならないほど多くの報道陣が詰めかけ、チームにいる選手たちはみな大谷について聞かれた。
ムーキー・ベッツも例外ではなかった。しかもクラブハウスのロッカーが大谷と隣同士だったため、2人のスターがどんな会話を交わしたのか多くのメディアが知りたがった。ところが……。
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「ずっとトレーニングルームにいたから、まだ話をしていないんだ」
現地メディアからのいきなりの質問に対するベッツの答えは、思いがけず素っ気ないものだった。
そりゃそうだ。ベッツだってスーパースターだ。まずは自分のことが第一。話題ものに興味津々な普通の人々とはやはり違う。あのときは、そんなふうに思った。
複雑な表情「オオタニにはかなわない」
それから半年以上が過ぎ、ベッツにとって大谷の存在はずいぶん大きなものになっていた。1番大谷が特大のホームランを放つ。するとネクストバッターズサークルにいる2番ベッツは、あまりの飛距離に呆然としたような表情で打球の行方を目で追いかける。そんな姿を何度となく見かけた。
「これまでの人生すべてを練習に費やしてきたというくらい練習して、誰にも負けない選手になると思ってやってきた。でもどんなに必死に頑張っても、ショウヘイ・オオタニにはかなわない」
レギュラーシーズンが終わる頃、ベッツはそう言った。
米4大ネットワークABCで放送されている人気トークショー「ジミー・キンメル・ライブ!」の9月下旬の回に出演したときのことだ。大谷と自分と、どちらの方が足が速いと思うかとキンメル氏に問われたときには、こう答えた。