いずれにしても、3位決定戦まで勝ち残って6試合を戦ったからこそ、私たちは様々な議論ができる。これは本当に素晴らしいことです。銅メダルを逃したとしても、チームの奮闘は讃えられるべきだと思います。

試合後に久保建英が語った「今日の負けは重い」

　ニュージーランドとの準々決勝を振り返る原稿で、私は「ここからどんな結果を導き出すのかは、来年のカタールW杯に直結する」と書きました。残念ながら成功体験は得られなかったわけですが、試合後に久保建英が語った「今日の負けは重い」という言葉は示唆に富むでしょう。

試合後のインタビューで「今日の負けは重い」と答えていた久保選手。その表情、言葉、すべてから“悔しさ”が伝わってきた　©JMPA

　森保監督、スタッフ、選手、サッカー協会の関係者だけでなく、Jリーグ各クラブのスタッフや育成年代の指導者まで、日本サッカーに関わるすべての人がメキシコ戦の敗退を「重く受け止める」ことから、日本サッカーの未来は変わっていくと思うのです。他でもない私自身、自分ができることをこれまで以上に突き詰めてやっていかなければ、という覚悟を新たにしています。

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