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1番・坂本勇人(遊)、2番・柳田悠岐(中)…東京五輪“侍ジャパン”代表メンバー&先発オーダーを完全予想!
posted2021/06/01 11:04
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph by
Naoya Sanuki
国民の声とは裏腹に、どうやらオリンピックは強行されるようだ。
アスリートたちも家族のことや、周囲への影響など様々な思いを胸に抱くと同時に、それでも本番に向けて粛々と準備を進めるしかないのが実情である。
東京五輪で3大会ぶりに五輪競技に復帰する野球もまた、各チームからコロナ感染者が出て、公式戦が延期されるなど厳しい状況の中にある。それでもいよいよチーム編成は最終段階に突入している。
稲葉篤紀監督を中心にした日本代表「侍ジャパン」の編成作業は21日に代表24選手が固まった。
正式発表までにはまだ少し時間があるが、最終的な代表メンバーを予想してみたい。
先発投手は巨人・菅野と楽天・田中が軸に
五輪の出場登録は24人。内訳は投手11人に野手13人となることを前提に考えていきたい。
野球は7月28日に福島あづま球場で開幕。その後は横浜スタジアムに場所を移して、まず6チームを3チームずつの2グループに分けてリーグ戦形式のオープニングラウンド(OR)を戦う。ここを順当に首位で突破すれば、変則トーナメント形式のノックアウトステージ(KS)は、2グループの1位同士がぶつかる8月2日が初戦となる。そこも勝ち上がれば4日に準決勝、7日に決勝というスケジュールだ。
この日程でいけばOR初戦に先発した投手が再び準決勝に先発し、ORの2戦目に先発した投手が決勝へと回る。実績から考えれば開幕戦と準決勝を巨人・菅野智之投手が務め、2戦目には楽天・田中将大投手がマウンドに上がり、そのまま決勝戦の先発を託されることになるのが有力だが、2人の登板順は入れ替わる可能性もありだ。
ノックアウトステージ初戦の先発が問題
問題はORの2つのグループの1位同士が対戦する2日のKS初戦だ。