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トライアウト参加人数は年々減少も、
警備、保険会社人事が目立つワケ。

posted2019/11/13 18:00

 
トライアウト参加人数は年々減少も、警備、保険会社人事が目立つワケ。<Number Web> photograph by Kou Hiroo

2019年のトライアウト会場となった大阪シティ信用金庫スタジアム。この地が“プロ人生最後の地”となる選手も少なくないだろう。

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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Kou Hiroo

 2016年は甲子園、2017年はマツダスタジアム。

 2018年はタマホーム スタジアム、2019年は大阪シティ信用金庫スタジアム。

 プロ野球12球団合同トライアウトの会場はここ2年、二軍の施設で行われた。

 トライアウトは、各球団が持ち回りで開催する。昨年のソフトバンク、今年のオリックスは本拠地がドーム球場であり、経費面を考えてそうしたのだろうが、トライアウトそのものの位置づけも、やや下がってきているように感じる。

 参加した選手数も、2016年は65人、2017年は51人、2018年は48人、そして2019年は43人と減っている。

過去3年で直接入団は、6人。

 過去3年のトライアウトで直接入団が決まった選手は6人である。

2016年
榎本葵(楽天)→ヤクルト

2017年
田代将太郎(西武)→ヤクルト
山崎憲晴(DeNA)→阪神

2018年
廖任磊(巨人)→西武
山下亜文(ソフトバンク)→巨人
中井大介(巨人)→DeNA

 なかには2018年ヤクルトの成瀬善久のように、トライアウト後に春季キャンプでテストを受けてオリックスに入団したような選手もいるが、トライアウトのプレーだけでNPB球団に再度入団するのは極めて「狭き門」になっている。

 球団の中には、トライアウト前から参加する選手に声をかけていて「念のために」トライアウトを受けさせる場合もある。

 今季の顔ぶれを見ると、育成契約の選手が少ないことに気が付く。育成選手は在籍中の実績に乏しく、他球団の関係者にも名前が売れていない。トライアウトを受けても望み薄と見て、受験を断念したのではないか。

【次ページ】 森福、村中は照れくさそうな表情。

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