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“なでしこブーム”後の生き残り策。
長野パルセイロの集客力はなぜ高い? 

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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posted2016/05/16 10:30

“なでしこブーム”後の生き残り策。長野パルセイロの集客力はなぜ高い?<Number Web> photograph by J.LEAGUE PHOTO

チームを率いる本田美登里監督は現役時代読売ベレーザで活躍し、'07年に女性初のS級コーチライセンスを取得した。

女子サッカーの火を、長野でつなぐ。

 本田監督はある思いを持っている。

「私たちは地方都市のチームで、メジャーではない。でも、だからこそできることがある。女子サッカーの火を消したくない。首都で消えてしまうなら、地方で火をつける。そのためにも面白いサッカーをしなければならないと思っています」

 なでしこジャパンがリオ五輪出場を逃したことで、なでしこリーグの盛り上がりが心配されたが、長野が波乱を起こして新たな風を吹き込んでいる。2020年に五輪が開催されるのは首都・東京だが、それまでに大きなムーブメントを起こすのは、固定観念にとらわれない地方の新興クラブかもしれない。

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本田美登里
土橋宏由樹
長野パルセイロ

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