「大阪桐蔭は今年も名門大へ続々」「公立の星・大社のエースは東洋大」…プロ入りしない高校球児の進路先大調査2025！＜一覧リストつき＞ 

健大高崎の145キロ左腕は駒澤大に

昨年のセンバツでは決勝で報徳学園を破って優勝した健大高崎　©Hideki Sugiyama

　昨年センバツ優勝の健大高崎（群馬）は、最速145キロ左腕の杉山優哉投手が駒澤大、強打の一塁手として勝負強い打撃を見せた森山竜之輔内野手が国士舘大、主軸として活躍した斎藤銀乃助外野手が日本大と東都へ進学。手堅い守備と走塁が持ち味の四宮晃(ひかる)外野手は同志社大、金井俐樹捕手、川名健太郎捕手、高木凰介内野手はそれぞれ明治大、日本大、専修大で準硬式に転向する。

報徳学園、今朝丸のライバルは國學院大へ

2年連続センバツ準優勝の報徳学園。阪神に入団した今朝丸裕喜に続いて数年後にプロ入りする仲間は出てくるか　©Hideki Sugiyama

　2年連続センバツ準優勝の報徳学園（兵庫）は、今朝丸裕喜投手（阪神2位）とともにU18日本代表に選出された間木歩投手が國學院大（東都）へ。ライバルを追い、4年後のプロ入りを目指す。1番や3番を任された西村大和内野手は法政大、控えの伊藤功真投手が立命館大（関西学生）、4番の齊藤佑征内野手、巧打が光る辻本侑弥外野手は同志社大へ。今朝丸、間木を好リードした徳田拓朗捕手は龍谷大（関西六大学）、堅実な守備が光った福留希空(のあ)外野手、安井康起外野手は、それぞれ大阪工業大（近畿学生）、大阪経済大（関西六大学）から神宮出場を狙う。

星稜のエースと主将は六大学のライバルに

センバツでも力投を見せた星稜・佐宗翼は早稲田大へ。すでに練習にも合流している　©JIJI PRESS

　センバツ4強の星稜（石川）はエース左腕の佐宗(さそう)翼投手が早稲田大、強肩強打の遊撃手・吉田大吾内野手が法政大、主将としてチームを牽引した芦硲(あしさこ)晃太外野手が明治大と、東京六大学でしのぎを削る。高いミート力を誇る専徒(せんと)大和外野手が立正大（東都）、2番でつなぎ役に徹した中谷羽玖(はく)内野手は東海大へ。フルスイングが持ち味の萩原獅士(れお)内野手が近畿大、下位打線で勝負強い打撃を見せた中島幹大(かんた)外野手が同志社大と、関西学生に活躍の場を移す。

【次ページ】　夏優勝、京都国際のエースと4番は東都で対戦か