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甲子園の風BACK NUMBER
清原和博次男は兄と入れ替わり慶大、宮本慎也ジュニアは法大…「プロ二世」「指名漏れ」注目の高校球児の進路先大調査2025！＜一覧リストつき＞
posted2025/03/07 17:01
プロ指名されなかった兄・正吾と入れ替わりで慶應大に進学する清原勝児。兄を超えてプロ入りの夢を果たせるか
text by
内田勝治Katsuharu Uchida
photograph by
JIJI PRESS
昨年、プロ志望届を提出した高校生は159名。そのうち、NPB球団からドラフト会議で指名された選手は育成を含めわずか55名と、100名以上は夢への扉をこじ開けることができなかった。彼らは、大学や社会人、そして独立リーグなどに進み、再びNPB入りを目指すことになる。主な選手たち、さらにプロ志望届は提出しなかった有望選手もあわせて、彼らの進路を追跡した！〈全2回の2回目／はじめから読む〉
プロ指名のなかった甲子園球児たちは…
甲子園で活躍しても、プロの見る目はシビアだ。八戸学院光星（青森）で洗平比呂投手（プロ志望届は提出せず／JR東日本）とのダブル左腕で2度の甲子園マウンドを経験した岡本琉奨投手は東日本国際大（南東北大学）に進学。最速148キロの直球に磨きをかけ、4年後に再びプロ志望届を提出する。
作新学院（栃木）で2023年神宮大会準優勝を果たし、昨年センバツで145キロをマークした本格派右腕の小川哲平投手は、洗平と同じく社会人のJR東日本へ。広陵（広島）で甲子園通算9試合に登板して5勝を挙げた高尾響投手、昨年センバツで健大高崎（群馬）の初優勝に大きく貢献した箱山遥人捕手のU18日本代表コンビはともにトヨタ自動車へ進み、ドラフト解禁年となる3年後に上位での指名を狙う。昨春センバツで本塁打を放った神村学園（鹿児島）の正林輝大外野手は社会人のHonda熊本で持ち前の長打力に磨きをかける。
白樺学園（北北海道）の188センチ右腕・半澤理玖投手は駒澤大（東都）への進学が決定。中学シニア時代のチームメートだった北星学園大付（南北海道）の石田充冴投手は巨人から4位指名を受け、プロ入りの夢を果たしただけに、戦国東都で鍛え上げ、球友の後を追う。
甲子園未経験者のなかにはホタテ漁師となる投手も
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甲子園未経験で指名漏れした選手の進路もバラエティに富んでいる。紋別（北北海道）の最速150キロ右腕・池田悠真投手は2球団から調査書が届くも指名漏れ。実家が漁師で、雄武漁業協同組合に就職が内定。軟式チームで野球は継続しながら、ホタテ漁師として第二の人生を歩む。
