山川穂高、岡本和真…一塁のレギュラーは誰になるのか？

　そしてこの捕手問題と同時にもう1つ、今回のメンバーでなかなか見えてこないのが一塁のレギュラー選手が誰になるのかということだった。

　その点について、栗山監督はまずこう説明する。

「それも何も考えていないですね。僕が決めるのではなくて選手がそこ（ポジション）を取るという感覚があるので。一塁もそうですし二塁もそうです。調子も見ながらなんで。もちろん色々考えますよ。考えますけど、先入観を持ってこの人だと思うと幅が狭くなってしまうので……」

　代表メンバーで一塁手候補になるのは山川穂高内野手（西武）と岡本和真内野手（巨人）、さらに本職は二塁手ながら一塁守備の経験のある牧秀悟内野手（DeNA）と山田哲人内野手（ヤクルト）と4人（村上も含めると5人だが、村上は守備負担を軽減するために慣れている三塁に固定される可能性が高い）の候補がいる。

　誰が守ってもおかしくないだけの実力と実績を備えた4人だが、指揮官の口からはポジション争いの核心を突く言葉が出てきたのである。

　そこから侍ジャパンの第2の姿が見えてくる――。

〈#2に続く〉

 

#2に続く

栗山監督に非情采配はできるのか？ 直撃インタビューに指揮官が明かした決意　ヌートバー選出が示す「侍ジャパンの使命」とは

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