サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「中村航輔も旗手怜央も古橋亨梧もいない…」森保ジャパンの選手選考に“納得感”はあるか?「総合的な判断」「リーグのレベル」発言を検証
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byJIJI PRESS
posted2023/03/16 17:02
3月15日、カタールW杯後初の国際親善試合に向けて日本代表メンバー26人を発表した森保一監督。中村航輔や旗手怜央、古橋亨梧は選外となった
また、最新のUEFAのカントリーランキングで、スコットランドは9位だ。それに対して、オーストリアは10位、スイスは13位である。そのオーストリアからはFW中村敬斗が、スイスからはCB瀬古歩夢が招集されている。
招集が見送られたのは「計算できるから」なのか
より根本的な問題として、古橋は日本代表に合わないのか。
カタールW杯のドイツ戦やスペイン戦のように、ハイプレスを仕掛けるなら前田や浅野拓磨が指名されるだろう。最前線でのポストプレーを求めるなら、上田綺世が適任だ。だからといって、古橋に活躍の余地がないことはない。
日本代表のサイドには伊東純也、堂安律、三笘といった選手がいる。トップ下を置くシステムなら、鎌田大地、久保建英、西村拓真らがいる。パスの出し手は揃っている。巧みな動き出しからフィニッシュへ持ち込む古橋を、日本代表でもイメージできる。
ウルグアイ、コロンビアと対戦する今回は、26人の選手が招集されている。ポジションによっては、出場時間が限られる選手も出てくるだろう。中村、旗手、古橋の起用が想定されるポジションがまさにそれで、今回は招集を見送ったのか。あるいは、彼ら3人は森保監督のチームに招集された経験があるので、今回は違う選手を見たいということになったのか。
いずれにしても、今回の選手選考によって、森保監督は自らにプレッシャーをかけることとなった。ウルグアイとコロンビアを相手に、「納得感のある」試合をしなければならない。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。