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「クボは好きだよ。いつか…」古巣少年ファンが愛する久保建英21歳「マジョルカ帰還で大拍手→元戦友とハグ」を撮って感じたこと
posted2023/03/16 11:05
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
3月12日、リーガ25節・RCDマジョルカ対レアル・ソシエダ戦の撮影に赴いた。
ソシエダ所属の久保建英にとっては、古巣への凱旋であり、また直近でヨーロッパリーグ(EL)ローマ戦1stレグを落としたソシエダとしてはこの試合に勝ち、弾みをつけて2ndレグに臨みたいところだった。
試合は、開始早々のゴールでソシエダが先制に成功したものの、ゲームをコントロールすることはできなかった。後半イ・ガンインのゴールで同点に追いつかれると、最終盤には退場者も出し、1対1のドロー決着となった。
この試合の中で久保は81分から出場し、サイドから果敢に攻撃を仕掛けたものの、ゴールにつなげることはできなかった。
久保の熱狂的少年ファンに今の思いを聞いてみた
キックオフは、現地時間14時。快晴の下、スタジアム併設のカフェには多くのファンが集まっていた。久保がマジョルカ在籍時には、撮影でよく訪れていただけに懐かしさを感じた。
またスタジアム内部に入ると――改修工事が行われ、北ゴール裏客席では基礎が剥き出しになっていた。その影響でゴール裏サポーター席が変更されるなど、趣の変化もまた感じた。EL2ndレグへの温存だろうか、久保のベンチスタートを告げるメンバーリストを確認し、撮影ポジションに向かうと、懐かしい少年を発見した。
侍コスプレをした久保の熱狂的少年ファンとして日本でも注目を集めたことのある彼に話を聞いてみた。
「今でも久保のことは好きだよ。ソシエダでのプレーも追ってるんだ。今日は先発じゃなくて残念だけど、マジョルカが勝つことが一番だよ」
とのこと。そして“いつかマジョルカに戻ってきてほしい?”と聞いてみると、「もちろんだよ」と答えてくれた。
先発時よりもリラックスした表情の久保が…
キックオフ前――やはりというか――先発時よりもリラックスした表情を浮かべる久保にカメラを向けた。また両チーム入場前には、マジョルカキャプテンであり、元チームメイトのライージョとの笑顔での抱擁を撮影できた。