テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
“テレビに映らない”大谷翔平取材ウラ話「人生で一番よ」日米300号球キャッチ女子大生は“オオタニに憧れる強打者”…ロバーツ監督も祝福
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byIcon Sportswire/Getty Images
posted2025/07/02 17:03
コロラドの地で日米通算300号を放った大谷翔平。ホームランボールをキャッチした女性を含めてストーリー満載だった
「大谷のスイングはよく映像で見ているし、参考にしています」
大学1年時から打席の登場曲は、大谷が昨季使用したルーペ・フィアスコの「The Show Goes On」で大谷より前に選曲した。偶然過ぎるほど運命的な本塁打キャッチだった。
試合後、大谷の取材対応はなく、自身のロゴ入りキャップを後ろかぶりにして早々に帰路へついた。デーブ・ロバーツ監督の会見の最後に私が「大谷にとって日米通算300号本塁打だった」と投げかけると、指揮官は「Oh!!おめでとう翔平!!」と驚いた様子で「素晴らしい。大きな本塁打だった」と目を細めていた。紛れもなく大きな節目だが、大谷にとっても、周囲にとっても一つの通過点に過ぎないのだろう。
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ちなみに、球場からホテルまでの帰りは配車アプリ「Uber」ではなく、電動キックボード「Lime」を選択。スマホでQRコードを読み取って乗ることができ、降車場所も歩道のど真ん中など邪魔にならない場所であればOK。米国では短距離の移動手段として若者を中心に浸透しており、荷物が少ない場合はお勧めだ。
300号翌日はブルペン…投手コーチ補佐の興味深い言葉
日米通算300号の余韻に浸る間もなく――大谷は翌25日にブルペンへと入った。その直後に話を聞いた投手コーチ補佐が、興味深い大谷評を口にしていた。〈つづく〉

