テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「スーツのボタンがさりげなく」大谷翔平が手をつなぎ…真美子夫人“桃色ドレス”こぼれ話「オオタニがサインいいよって」番記者は球宴で見た
posted2025/08/08 11:06
オールスター、レッドカーペットでの大谷翔平と真美子夫人
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
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Naoyuki Yanagihara
真美子夫人とのレッドカーペットの“桃色”
《7月15日 レッドカーペットショー、球宴》
数日前までの雷雨予報がうそのようだった。気温33度。前日に続きうだるような暑さのアトランタ。トゥルーイスト・パークに隣接する会場で行われたレッドカーペットショーに、大谷は打順と同じトップバッターで、4月に第1子の女児を出産した真美子夫人と手をつないで登場した。
桃色のドレス姿の夫人に対し、大谷は紺色のスーツ、水色の襟なしシャツ、白いスニーカー姿。大谷が真美子夫人の服に付いたほこりを取るシーンや、インタビューを受ける際に真美子夫人が数歩下がってほほ笑みながら見守る場面もあり、周囲も幸せな空気に包まれた。
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スポーツ専門局ESPNのインタビューに大谷はこう答えた。
「今日は妻の色に合わせて僕が選んだという感じ。僕メインではなくて、そっち(真美子夫人)メインで考えてます。たぶんピーチ色で、桃の色で妻が選んだと思うので、何個か選択肢があって、その中から僕が選びました」
アトランタが州都のジョージア州は桃の名産地。夫人のドレスに合わせ、ポケットチーフとスーツのボタンは桃色とさりげない“リンクコーデ”だった。
大谷には「シャイ」な一面があると思っているが
実はこのESPNのインタビュー直前。代表質問した日本のテレビ局から「本日のファッションのポイントは?」と質問され、「特にはないですかね、はい(笑)」と答えていたばかりだった。茶色のスーツを着用した前年も日本のテレビ局に同様の回答を行った後に、フォトブースや米メディアのインタビューで愛犬デコピンの顔がプリントされた裏地を披露。代表質問をした記者は「なんで同じ質問には答えなかったのか?」と周囲からイジられていたが、こればかりは誰が質問しても同じ結果だったはずだ。
日本ハム時代から大谷はオシャレに無頓着で、現在も“通勤”の私服は契約を結ぶBOSSやニューバランスがほとんど。独身だった2023年のレッドカーペットでは「試合は楽しみにしているけど、レッドカーペットはそんな楽しみにはしていない」と話していた。

