テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
“テレビに映らない”大谷翔平取材ウラ話「人生で一番よ」日米300号球キャッチ女子大生は“オオタニに憧れる強打者”…ロバーツ監督も祝福
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byIcon Sportswire/Getty Images
posted2025/07/02 17:03
コロラドの地で日米通算300号を放った大谷翔平。ホームランボールをキャッチした女性を含めてストーリー満載だった
――オールスター戦のファン投票第2回中間発表でナ・リーグDH部門で断トツ。ナ・リーグの監督としてどう感じているか。
「素晴らしいことだ。ファンは彼のことが大好きだし、彼は最高の選手。アトランタでオールスターゲームに出場する彼の姿を見るのは、ファンにとっても楽しみになるだろう」
――大谷は本塁打競争に出場するか?
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「それは翔平本人に聞いてほしい」
――(別の記者)オールスター戦で投手起用の可能性は?
「ノーだ」
――選出されたら1番で起用する?
「イエスだ」
毎年この時期はオールスター戦や本塁打競争の話題になるが――今年は前年リーグ覇者球団のロバーツ監督が指揮を執るから、取材もワケが違う。大リーグ機構は投手復帰前の大谷にダメ元でも本塁打競争への出場を打診しているに違いないが、時間制限ではなく例えば10スイング限定にするなど、選手の負担軽減を目的としたルール改正は必要だろう。
300号を捕った21歳女子大生はソフトボール強打者
試合では、大谷は6回に日米通算300号を達成した。左翼席で記念球をゲットしたのは、女子大生のエミリー・サバジュさん(21)。熱狂的なロッキーズファンで通算800試合以上観戦している。シーズンチケット保有者専用の左翼席最前列で、ソフトボール用のファーストミットで見事にダイレクトキャッチ。米国での中継や、SNSでも話題となり「本当に信じられない瞬間。人生の中でも一番楽しかった瞬間の一つです」と大興奮だった。
サバジュさんは地元のアダムス州立大ソフトボール部では一塁手で大谷と同じ背番号「17」。所属カンファレンスでは同大史上初のゴールドグラブ賞受賞歴もあり、将来の夢は大リーグ球団のGMだという。チームでは3、4番を任され、通算30本塁打以上という左打ちの強打者だという。
サバジュさんは大谷について、このようにも話していた。


