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侍ジャパンPRESSBACK NUMBER
「WBCは今回が最後」吉田正尚32歳が断言…右肩手術、ボストンで不遇も「春季キャンプで鋭い打球を連発」記者が目撃した“復活の予兆”とは?
posted2026/03/02 17:04
今回のWBCを自身で「ラストチャンス」と位置付ける吉田正尚(32歳)
text by

杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
Hideki Sugiyama
ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)を前に参加した、フロリダ州フォートマイヤーズでの春季キャンプ。ボストン・レッドソックスの吉田正尚には明るい表情が目立っていた。
打撃の調子もよく、ライブBP(試合形式の打撃練習)では鋭い打球を連発。2026年最初の対外試合となった2月20日のカレッジチームとの練習試合でもいきなり右越え二塁打を放つなど、スイングにキレがあることは明白だった。この好調の背景として、近年になくコンディションが良いことが大きいのだろう。
“これほど健康な状態で臨めるのはメジャー1年目の2023年以来では?”
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フォートマイヤーズのクラブハウスでそう尋ねると、吉田は否定しなかった。
「そうですね。やっぱり肩に制限なくやれているのが大きいかなと思います。いろいろ試していた部分を固定して、このオフも自分がやるルーティン、ケージワークだったりを自分のやりたいようにできていました。アメリカに入ってからも、その実践に落とし込めるかというところを継続してやっていけていると思います」
右肩の手術…ファンの風当たりも厳しく
メジャー2年目以降の吉田はケガに苦しみ、2024年秋には懸案の右肩に手術を受けた。昨季はシーズン94試合目にしてようやく復帰したものの、打率.266、4本塁打、26打点。外野守備につく機会もごく僅かに限られ、5年9000万ドルという大型契約を受け取った選手としては残念な貢献度だったことは否定できない。去年の夏場以降、地元ファンからの風当たりが徐々に強くなったのも仕方なかった。
結果として今春、レッドソックスでは定位置が保証されない厳しい立場にいる。すでにアメリカで3年を過ごし、吉田自身も置かれた立場はもちろん理解している。それと同時に、自分がやらなければいけないことも十分にわかっている。

