今冬の移籍市場で、ブライトンはアーセナルからエクアドル代表MFモイセス・カイセドへの移籍金7000万ポンド（約113億円）のオファーを受け取った。本人も退団希望を明らかにしたが、クラブはこれを拒否。カイセドはシーズン後半戦もブライトンでプレーしている。

　移籍と一言で言っても、様々な事情が複雑に絡んでくる。買い手の意向、売り手の考え、選手本人の希望。3者の考えが一致して初めて商談成立となるわけだ。

　ただネイラー記者は、三笘がブライトンでのプレーを続ける利点は多いと力を込める。

「デゼルビ監督は三笘を高く評価している。戦術面から見ても、三笘の特性を最大限に活かすようデザインされている。だからもう1年ブライトンでプレーすることになっても、三笘にとって必ずプラスになるはずだ」

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　現在ブライトンは6位につけている。悲願の欧州カップ戦出場を目指し、チームはひとつになって燃えている。

　もちろん三笘自身も、ブライトンのプレーに集中している。「W杯から帰ってきて、いろいろと意識も変わったか」との問いに次のように答えた。

「ブライトンでやれないと、W杯でも活躍できないというのは重々承知している。コンスタントに試合に出続けて結果を残さないといけないとW杯前から感じていましたけど、そうした考えがより深まったのは事実です。ブライトンが負けていないのは良いことですが、こういうもったいない試合で下に行ってしまうのは違うと思うので。僕たちの目標はもっと高いところにあるので、次に切り替えて頑張りたいと思います」

　次戦は、今季プレミアで7位と大健闘を見せているフラムとの一戦だ。シーズン前半戦の対戦で、三笘が活きる縦のスペースをうまく消してきたフラムを相手に、日本代表MFはどのようなプレーを見せてくれるか。

　今やブライトンのエースとなった三笘。チームを勝利に導く活躍を期待したい。

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