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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「三笘薫に『正直しんどいです』」アーセナル冨安健洋24歳の告白…三笘との“ユニ交換”で何を話した?「尊敬する(香川)真司さんのアドバイス」
posted2023/02/10 17:30
text by
豊福晋Shin Toyofuku
photograph by
Ryu Voelkel
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三笘薫に「しんどいですわー」
ブライトン戦の試合後には、笑顔でユニフォームを交換するふたりの姿があった。ワールドカップでは、日本代表の左サイドで共にプレーした時間もあった。
ユニフォームが変われば、盟友はピッチの上で倒すべき相手となる。プレミアという舞台でぶつかりあう、そんな時間をふたりは楽しんでいるように見えた。
「試合後、(三笘)薫くんには『しんどいですわー』と言いましたね。試合中、薫くんと2対1という状況がけっこう多かったので。薫くんがサイドにいて、さらに僕とセンターバックの間に走ってくる選手もいた。とりあえずその選手を捕まえて、そこから薫くんへ行ってという風にやっていたから、これはしんどいですという話はしましたね。正直、プレミアに日本人選手が2人というのは、まだまだ物足りないと思います。僕はイタリア、ベルギー、イングランドの3カ国でしかやったことはありませんが、間違いなくプレミアが世界一のリーグだと言える。やってみないと、実際にそれは肌で感じることができない。ひとりでも多くの日本人がプレミアの舞台に来て、そして優勝を争えるようなトップ6でプレーすること。4位以内に入ってチャンピオンズリーグでプレーする選手がひとりでも多く出てこないといけないと思っています。今回のカタールワールドカップの日本代表のメンバーを見ても、海外組はかなり増えています。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに出る選手や、4大、5大リーグでプレーする選手の割合は増えている。でも、それでも結局、ワールドカップでは16強の壁にまたしても阻まれた。その意味では、まだまだ足りないのかなと思います」
「真司さんとは食事にいかせてもらう関係」
ワールドカップで日本サッカーが超えられなかった壁、そして自身のパフォーマンスに関しては、何度振り返っても消化不良だったとの思いが消えない。後悔の念も、少なからず残っている。
「満足の行くワールドカップではなかったです。大会前にアーセナルで怪我をしたけど、初戦のドイツ戦には間にあうくらいだったので、僕としては大丈夫だと思っていました。でもリハビリをしてもベストのコンディションで初戦を迎えることはできなかった。2戦目のコスタリカ戦も出られず、スペイン戦も途中からになって。難しかったですね」