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「冨安を試合に出さないでくれ…」「本当にまだ4年生?」“スーパー小学生”だった冨安健洋(24歳)…恩師に聞いた小中時代のスゴい伝説 

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栗原正夫

栗原正夫Masao Kurihara

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posted2022/11/20 17:04

「冨安を試合に出さないでくれ…」「本当にまだ4年生?」“スーパー小学生”だった冨安健洋(24歳)…恩師に聞いた小中時代のスゴい伝説<Number Web> photograph by Getty Images

カタールW杯で日本代表の中心選手として期待される冨安健洋(24歳)。その小・中学時代の“伝説”をそれぞれの恩師に取材した

「冨安をプロ入り前から誘っていたのは、いずれ彼には子どもたちに夢を与えるような選手になって欲しいと思っていたからです。彼を高校生のときに呼んだことで、彼のなかに少しでも地元のために貢献したいとか、そういう思いが出てくれたならば呼んだ甲斐があったかなと思います。

 いまはヨーロッパでプレーしていますし、帰国時は本当に忙しくしているようです。それでも、一度代表活動で来れないときに連絡をくれて、『昼のイベントには行けませんが、夜の懇親会なら参加できるかもしれません』と電話があったんです。それでイベントの日の夜22時くらい、一次会を終えて二次会の店に移動しようとしていたときに冨安がタクシーから颯爽と降りて来て『遅れてすみません!』と。おお、本当に来たって(笑)。

 いまでも来られないときには『何か送らせてください』とアーセナルのユニフォームやサインをプレゼントしてくれます。さらに感心するのは、懇親会にサッカー選手やOBではない地元の企業の方々も参加するのですが、彼は一度会っただけのそういう方々の名前もちゃんと覚えていて。『〇〇さんお久しぶりです』って挨拶するんですよ」

 チームを離れて何年経とうが、自分がどんなスター選手になろうとも古巣や恩師への礼儀を欠かさないのが冨安なのだ。

<#1、#2から続く>

冨安健洋(とみやす・たけひろ)

1998年11月5日、福岡県生まれ。小学1年生のとき、地元・三筑キッカーズで本格的にサッカーを始める。2011年、中学進学と同時にアビスパ福岡ジュニアユースへ。2016年、アビスパ福岡U-18からトップ昇格。2018年シント・トロイデン(ベルギー)に移籍し、翌年セリエA・ボローニャへ。不動のDFと評され、移籍金2000万ユーロ(約26億円)で2021年アーセナル移籍。日本代表29試合出場、1得点。188cm、84kg

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「アゴをケガしてなかったら…冨安健洋は水泳選手だったかもしれません」地元の小学校恩師が明かす“冨安が小1でサッカーを始めた日”

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