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PSGメッシらをサポーターが威圧…CLベスト16でレアル大逆転勝利の背景<翌日、カンプノウではなぜかバルサの守護神にブーイング>
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2022/03/14 11:00
これまで何度も見てきた「メッシvsマドリー」のマッチアップ。今までと違うのはメッシがPSGの一員であるということだ
「ELを戦うバルサ」に対して6万人超のカンプノウは…
一転、翌日はバルセロナに移動し、ELベスト16のバルサxガラタサライ戦の撮影に赴いた。昨日の一戦と比べるのは舞台も違うので酷だが、何の雰囲気も感じさせないいつものカンプノウだった。
いや、いつものカンプノウでさえなかった……。
真っ先にアップに出てくるバルサGKテアシュテゲンが姿を現すと、スタジアムがブーイングに包まれた。
え? なんで? と見渡すと、バルサファンの入りが遅いのも手伝って、ガラタサライサポーターが専用ゾーンだけではなく、スタジアムのいたるところに陣取っており、彼らからのものだったのだ。
バルサがELに参加するのは、実に18年ぶりだ。ファンが、CLやリーガより格下に見てしまうのも理解はできる。発表によると、6万1000人ものファンがこの試合にも訪れていた。コロナの影響もあり、大きなスタジアムが仇になってしまっている。
しかも、今年に入り調子を上げてきているバルサだったが、ローテーションがたたってか、良いところを出せぬままスコアレスドロー。
2節先には、CLを勝ち切ったマドリーとの敵地でのクラシコがある。どのような雰囲気に包まれるクラシコになるのか楽しみではある。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。