“テレビに映らない”大谷翔平「投手登板翌日の打率が0割台」愛娘・真美子夫人と野球の「すみ分け」だけでなく…番記者が気になる31歳のいま 

　球宴前の登板は残り1試合を予定されている。ロバーツ監督は「投球の感覚はだんだん良くなっている。（今季中に）5、6イニングを投げることは実現可能。いつになるか分からないが、目指していく」と期待を膨らませた。じっくり、焦らず、二刀流完全復活へ前進を続けていく。

大谷の“登板翌日は打てていない”問題

《7月6日 vsアストロズ（ドジャースタジアム）●1－5》

　前日の原稿執筆後の打ち合わせで、デスクからこう言われていた。

ADVERTISEMENT

「今季の大谷は登板翌日に打てない傾向があるから、そこが原稿のテーマになるかもしれない」

　その不安は的中する。

　大谷は初回の打席は95マイル（約153キロ）に押されて中飛、3回は初球カーブに右飛、5回は詰まった三飛だった。8回は真ん中付近の93.2マイル（約150キロ）直球で見逃し三振。5日に「最近いい打席を送れていない。ちょっとしたズレ。不調の時はそういう感じ」と吐露していた通りの内容だった。

　4打数無安打に終わり、チームも今季2度目の同一カード3連敗を喫した。投手復帰後の4試合、登板した次の試合は4試合で17打数1安打で打率.059、翌日に限れば3試合で12打数無安打と当たりが止まっていた（編集註：13日ジャイアンツ戦、16打席目で投手登板翌日の今季初安打を放った）。

　アストロズにドジャースタジアムでスイープを食らうのは2008年以来で、17年ぶりの屈辱。ロバーツ監督も渋い表情を浮かべていた。

「全体的にいい打席がなかった。ただ、相手投手が良かったことは認めなければならない」

　ちなみに試合中には、球団広報から「今からテレビでオールスター戦出場全選手の発表が行われるから、ラウンジでその中継が見られます」とアナウンスがあった。山本由伸がMLB推薦で初選出されたことが発表され、各メディアが相次いで速報した。球団公式SNSはクラブハウスでの選出発表の様子を公開し、ロバーツ監督が「スゴーイ！」と日本語で招待状を手渡し、山本は笑顔でチームメートの祝福に応えた。取材者としては試合に集中させてほしいし、公式サイトでの発表かメールでリリースを送って欲しいところだが、これもメジャーリーグらしい毎年の発表方法だ。〈つづく〉

#10に続く

“テレビに映らない”大谷翔平「オオタニはクレイジーだ」謙虚な“164キロ怪物”ミジオロウスキー23歳に取材後「大谷がHR打ちそう」記者陣ポツリ

#20

テレビに映らない大谷翔平「また9月に」「もう来ないでください！」“悪い笑顔”で番記者イジり後…5戦連発で思い出した日本ハム時代の言葉

#19

「ベッツと打順変更に不満ない？」米メディアの質問に大谷翔平がサラリと「9番でもいいよって」二刀流ホームランだけでない“超一流”ぶり

#18

ドジャース“不安要素”は大谷翔平の休養日問題やベッツ不振だけでない「日本的な野球に6連敗」ブルワーズと秋に再戦したら…番記者が懸念

#17

“テレビに映らない”大谷翔平からのハグ…剛腕新人ニッコリ「よし、ショウヘイのカバーに」「またサインほしいけど」ライバルが憧れる日常

#16

「スーツのボタンがさりげなく」大谷翔平が手をつなぎ…真美子夫人“桃色ドレス”こぼれ話「オオタニがサインいいよって」番記者は球宴で見た

#15

“テレビに映らない”大谷翔平「帰って顔を見るだけで幸せ」パパの柔らかな笑顔…「ショウヘイのサイン絶対欲しい」名守護神は番記者に球宴で熱弁

#14

“テレビに映らない”大谷翔平「1人選ぶならオオタニだ」メジャー最強左腕からの挑戦状、番記者は「父親として大谷に聞いてみたいことが」

#13

“テレビに映らない”大谷翔平「本当にクレイジー」ロバーツ監督と“じつは親密”ボンズの前で160キロ…ただ大谷は「打席でいい仕事ができなかった」

#12

“テレビに映らない”大谷翔平「メチャクチャ寒いよ」気温15度で海にドボン…初スプラッシュヒット争奪戦も「ドジャース連敗で水泡に帰しては」

#11

“テレビに映らない”大谷翔平…衝撃は怪物相手の本塁打だけでない「ナイター翌朝10時半、大谷もカーショーも山本由伸もベッツも」練習の虫だった

#10

“テレビに映らない”大谷翔平「オオタニはクレイジーだ」謙虚な“164キロ怪物”ミジオロウスキー23歳に取材後「大谷がHR打ちそう」記者陣ポツリ

#9

“テレビに映らない”大谷翔平「投手登板翌日の打率が0割台」愛娘・真美子夫人と野球の「すみ分け」だけでなく…番記者が気になる31歳のいま

#8

“テレビに映らない”大谷翔平「ドジャースファンが大ブーイング」サイン盗みで“憎まれた球団”に聞くオオタニ本音評「打球直撃…足の感覚が」

#7

“テレビに映らない”大谷翔平「西武にいる息子の話をショウヘイが」“エンゼルス同窓会”で恩師歓喜…ルフィ特製フィギュアは「大谷グラブ」

#6

“テレビに映らない”大谷翔平「ショウヘイは“そっとしておけ”」エンゼルス恩師が親友のドジャース監督ロバーツに…番記者が聞いたウラ話

#5

“テレビに映らない”大谷翔平「薄くなった“報復死球”の青アザ」徹底した食事管理だが珍しく…「俺に恨みあんの？」163.6キロ体感の打者はニコリ

#4

“テレビに映らない”大谷翔平「オオタニがこの球場初登板だ！」相手広報・選手にも愛される日常…エンゼルス元同僚「やっぱ一流だよ」

#3

“テレビに映らない”大谷翔平ドジャース取材…投手コーチ補佐の重要証言と「正直こんな明るい人とは」大谷28号球を捕ったイエーツはご機嫌

#2

“テレビに映らない”大谷翔平取材ウラ話「人生で一番よ」日米300号球キャッチ女子大生は“オオタニに憧れる強打者”…ロバーツ監督も祝福

#1

“テレビに映らない”大谷翔平「内出血と青アザが」報復死球騒ぎも高笑い…番記者が「7階から投球練習観察」で気づく“エンゼルス時代との違い”