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青学大新主将は「史上3人目“エースで主将”」黒田朝日! 雪辱狙う駒澤大、「はばちかす」国学院大…箱根駅伝を目指す各大学新主将を紹介!<一覧リストつき>
posted2025/05/03 17:01

各大学の新主将が出揃った。彼らのキャプテンシーはいかに? 左から青学大・黒田朝日、駒澤大・山川拓馬、国学院大・上原琉翔
text by

佐藤俊Shun Sato
photograph by
Yuki Suenaga(L)/Kiichi Matsumoto(C/R)
2025年シーズン、各大学は新入生を迎え、すでに活動をスタートしている。
大学スポーツは4年生と主将の存在が大きく、彼らの存在がチームの浮沈に大きな影響を及ぼす。各大学の主将は、チームでどんな役割を果たし、どんな影響を与え、箱根駅伝に向かってチーム作りを進めていくのだろうか。
青学大は史上3人目「エースで主将」
箱根駅伝3連覇を狙う青学大は、エースの黒田朝日(4年)が主将になった。
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大学の主将は大きく分けると、コミュニケーション能力が高く、チームのまとめ役的な“実務派タイプ”と、競技力が高く、走りでチームを牽引する“実戦派タイプ”、さらにふたつの“融合タイプ”に分かれるが、青学大の原晋監督が考える理想の主将像は、競技力があり、かつ、まとめる能力も高いタイプ。
その塩梅が良い主将だったのが、16年度の安藤悠哉、19年度の鈴木塁人、20年度の神林勇太、21年度の飯田貴之、24年度の田中悠登だろう。17年度の吉永竜聖、22年度の宮坂大器、23年度の志貴勇斗は、チームを総括的に支えるタイプだった。
青学大でエースが主将の役割を担うのは、2015年の箱根駅伝で初優勝して以来、15年度の神野大地、18年度の森田歩希につづき3人目になる。神野は「山の神」になり、森田は駅伝では無双だった。
黒田は前回の出雲で3区3位、全日本4区区間新、箱根2区で区間新と、駅伝で「外さない」選手であり、主将就任直後の大阪マラソンでは2時間06分05秒をマークして学生記録を塗り替えるなど、まさに学生のトップランナーだ。