Sports Graphic NumberBACK NUMBER
「早くイタリアの家に帰りたい」30歳を迎えた石川祐希が試行錯誤の末に辿り着いた回復法とは?
posted2025/12/25 11:30
text by

福田剛Tsuyoshi Fukuda
photograph by
Toru Hiraiwa
昨シーズン、ペルージャでチャンピオンズリーグを制し、欧州王者に輝いた石川祐希。今シーズンは、世界クラブ選手権を制し、国内リーグのセリエA、カップ戦のコッパ・イタリア、スーパーコッパに加え、連覇のかかるチャンピオンズリーグの5冠を狙う。
「チームとしては全てのタイトル獲得を目指し、どの大会でも決勝戦に進むことが目標となっているので、そこは必ずクリアしたいと思っています。その中で、僕個人としてはまだ国内リーグのタイトルに手が届いてないので、セリエA優勝を一番の目標として考えています」
大会を勝ち進めば勝ち進むほど、試合数が増え、疲労は蓄積していく。
「とにかく日程がハードなので、疲労を残さずにというか、どれだけ回復させられるかが重要になります。体力を使って回復して、使って回復して……。回復が間に合わないと、疲労が溜まっていってしまうので、そうならないように、睡眠の質を上げることが、高いパフォーマンスを発揮するためには大切だと考えています」
練習後も入念なストレッチや治療器具によるケアを欠かさず行うなど、人一倍身体に気を使う石川だが、あまり寝具にはこだわっていなかったという。
「身体に合ったものを選んだ方がいいと思っていたものの、元々どこでも眠れるタイプだったので、そこまで気を使っていませんでした。それがプロになって腰に痛みを感じることが多くなったんです。その原因は遠征先のホテルのマットレスでした。柔らかいマットレスで寝ると、起きたときに腰に違和感があるんです。そのまま練習をして怪我をしたこともあったので、改めてマットレスの重要性に気づきました」
マットレスを変えてから寝るのが楽しくなった。
睡眠の質を高めるために石川が選んだのが、マニフレックスのマットレスだ。
「1年程前に帰国したときに東京の表参道ショールームに行き、いろいろなマットレスを試しながら選んだのですが、モデルFMは横になった瞬間『これだ!』という感覚がありました。今はペルージャの自宅で使っていますが、正しい姿勢で寝られているから起きたときにすごく身体が楽というか、負担がかからないのを実感しています。マニフレックスを使うようになってから寝るのが楽しくなりました。代表の試合や合宿で日本に帰ってきたときにマットレスの弾力を確認すると、やっぱり違うんですよね。滞在が長くなると自宅のマットレスが恋しくなって、早くイタリアに帰りたいと思うこともあります(笑)。マットレスを変えただけで、こんなにも睡眠への意識が高くなるのかと自分でも驚いています」
普段は8時間睡眠を心がけ、スマートリングなどで睡眠時のデータを集め、コンディション調整に活用している。
「睡眠の質によってパフォーマンスやコンディションが大きく変わるので、しっかりと睡眠時間を確保するようにはしています。ただ、試合を終え、帰宅してから身体のケアをしていると、眠るのが遅くなることがあるんです。朝起きてデータをチェックし、十分な睡眠がとれていなければ、練習で無理をしないようにしたり、午前の練習が終わったところで昼寝をとって睡眠を補うようにしています」
睡眠が大切なのはアスリートだけの話ではない。マニフレックスのブランドアドバイザーとして「多くの方にショールームに足を運んで試してほしい」と石川は言う。
「睡眠の質は間違いなく、次の日の行動や活力に影響を与えます。自分に合ったマットレスや寝具を使うことで、気持ち良く眠ることができれば、起きている間のパフォーマンスが向上するはずです。そうなれば毎日をワクワクと過ごせるし、何より人生が楽しくなる。実際に僕はそうなっているので、ぜひ多くの方に同じような体験をしていただきたいです」
12月11日に30歳を迎えた日本のエースアタッカー。そのパフォーマンスをこれからもマニフレックスが支えていく。
石川 祐希Yuki Ishikawa
1995年12月11日生、愛知県出身。小学4年からバレーボールを始め、中央大在学中からセリエAでプレー。2024-'25シーズンペルージャに移籍し、欧州チャンピオンズリーグを制覇。日本代表では、キャプテンとしてチームを牽引。'24年のネーションズリーグでは銀メダル獲得。自身初のセリエA優勝を目指す。






