青学大新主将は「史上3人目“エースで主将”」黒田朝日！ 雪辱狙う駒澤大、「はばちかす」国学院大…箱根駅伝を目指す各大学新主将を紹介！＜一覧リストつき＞ 

　チームスローガンは「はばちかす～想いの継承、そして革新へ～」に決定した。「はばちかす」とは上原の出身地・沖縄の方言で、「名声を高める」「最高にする」という意味がある。上原が先頭に立ち、チームを悲願の箱根駅伝総合優勝に導いて「国学院大はばちかす！！」を実現できるか。

早大は学生たちの推挙でエースが就任

早稲田大・山口智規。全日本では2区5位　©Kiichi Matsumoto

　早稲田大は、エースの山口智規（4年）が主将に就いた。

　早稲田大の主将は伝統的に監督ではなく、学生たちで決めている。山口は2、3月と海外遠征でほとんどチームにいなかったが、それでも実績などで主将に推挙された。

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　花田勝彦監督は山口新主将について、こう語る。

「1年の時から毎年、いろんな先輩の主将を見てきていますし、去年主将だった（伊藤）大志はチームをよく見ていたので、そういう姿を見て学んでいるでしょう。本人も3年間で成長してきたところがあるので、どういうキャプテンシーを発揮するのかなって楽しみにしています」

　山口のやる気を支えるのは、前回の箱根だ。2区で4位で襷を受けるとハイペースで突っ込み、一時は2位に上がったが、徐々に失速。11位で襷を渡した。レース後、「負けたのも悔しいけど、これだけやって（実力を）発揮できなかったのが一番悔しい」と唇をかみしめた。

　しっかりと質の高い練習を積んできている山口なのだが、レースになるとなぜかその力を発揮できない時がある。花田監督も「力があるけど、試合にうまくつながらないことがある」点を残念がる。前主将の伊藤とは異なり背中で引っ張っていくタイプだけに、ここを改善して安定した結果を残していければ、おのずとチームの士気も高まるはずだ。

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