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「一番不在が痛い」のは松木玖生落選でもオーバーエイジでもなく…怒るブラジル人記者「ガッカリだ」パリ五輪代表選考へのホンネ
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byKoji Watanabe/Getty Images
posted2024/07/10 17:00
パリ五輪代表の18人から外れた松木玖生。ブラジル人記者が本音で語る、今回の代表選考への見解は
「大岩監督の話だけではメディアとファンは松木が招集されなかった理由を理解できず、様々な憶測を呼んでいただろう。選手の移籍はクラブと選手にとって非常にデリケートな問題だが、そのことを百も承知した上で、山本NDが踏み込んだ発言をした。メディアとファンのことを考えると、適切だったと思う」
彼の不在はマツキ以上に痛いと考えている
――その他の23歳以下の選手で、不在が痛いと考えるのは誰でしょうか?
「鈴木唯人だね。このチームの発足当初からの中心選手で、攻撃の組み立てができて、点も取れる。所属するのは、いわゆるビッグクラブではない。五輪で彼が活躍すれば彼の市場価値が上がり、クラブにとってもメリットがあるはずだから、彼の招集は決して困難ではないと予想していた。もしかしたら移籍の可能性があるのかもしれないが、彼の不在は松木以上に痛いと考えている」
選考について厳しめの言葉を並べたチアゴ記者。背景にはパリ五輪に出場する他国メンバーの状況もある。それを比較しながら、チアゴ記者に日本のパリ五輪展望を聞いていく。
<つづく>