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好きなプロ野球選手「“大谷翔平と並んだ”人気1位は誰?」甲子園球児が選ぶベスト25発表…山本由伸と吉田正尚が4位タイ、ではトップ3は? 

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岡野誠

岡野誠Makoto Okano

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photograph byNanae Suzuki

posted2024/04/07 11:00

好きなプロ野球選手「“大谷翔平と並んだ”人気1位は誰?」甲子園球児が選ぶベスト25発表…山本由伸と吉田正尚が4位タイ、ではトップ3は?<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

センバツ球児が選ぶ「好きなプロ野球選手」。大谷翔平と並んだ1位は誰?

 1位は大谷と柳田が分け合った。投打でWBC世界一に貢献し、日本人初のメジャーリーグ本塁打王を獲得。連日、メディアで大々的に報道されている大谷のトップは納得感がある。

なぜ柳田1位?「番記者の見解」

 一方、柳田は昨年の6位から1位タイに急上昇した。昨年のオールスターファン投票でリーグ最多得票の人気選手ではある。しかし、WBC不出場、ソフトバンクは3年連続V逸とメディア露出の点では不利だった。なぜ、柳田がトップに躍り出たのか。22年間ホークスの取材を続ける田尻耕太郎記者はこう分析する。

「プロに入った選手に聞くと、中高時代は練習に明け暮れるため、野球中継をあまり見られないそうです。それゆえ、小学生時代に活躍していた選手を答える人も多いのでは。今年のセンバツ球児が野球に興味を持った頃、ソフトバンクは黄金時代を迎えており、柳田はトリプルスリーも達成している。“強いホークスの顔”に票が集まったのだと思います」

 外的要因も考えてみよう。球児は自分と同じポジションの選手を「好きなプロ野球選手」に挙げる傾向があるため、人数の多い外野手は有利になる。昨年1位の吉田正尚、同4位の鈴木誠也がメジャーでプレーし、日本在籍時と比べて目にする機会が少なくなった。その分、同じ外野手の柳田に票が動いた可能性も十分考えられる。さらに田尻記者はもう1つの理由を挙げる。

「柳田は昨年、全試合出場で最多安打のタイトルを獲得している。これも大きいと思います。球児の小学生時代のスターが、現在もチームの主軸として活躍している。柳田と同じ2015年に初めてトリプルスリーを達成した山田哲人は近年、成績が下降している。柳田と同い年で今年36歳になる坂本勇人はここ数年、ケガに泣かされている。その点、柳田は盗塁数こそ減っていますが、年齢を感じさせない輝きを放っています」

 2年前のセンバツ球児の「好きなプロ野球選手」のベスト15を見てみよう(所属やポジションは当時)。

【次ページ】 2022年版「好きなプロ野球選手」1~15位

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