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好きなプロ野球選手「“大谷翔平と並んだ”人気1位は誰?」甲子園球児が選ぶベスト25発表…山本由伸と吉田正尚が4位タイ、ではトップ3は?
posted2024/04/07 11:00
text by
岡野誠Makoto Okano
photograph by
Nanae Suzuki
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センバツ球児の「好きなプロ野球選手」には偏りが出ると思う人もいるだろう。出場校のOBに票が集まり、出場校の多い地区に本拠地を持つ球団や、その地区出身の選手が有利になるという指摘だ。
「地区による出場校数の違い…影響ある?」
そこで、地区別の「好きなプロ野球選手」1位を挙げてみよう(21世紀枠での出場校は所属地区に分ける。カッコ内は出身高校の都道府県)。
■北海道2校 イチロー(愛知)、山田哲人(大阪)
■東北3校 大谷翔平(岩手)、甲斐拓也(大分)、柳田悠岐(広島)
■関東/東京6校 大谷翔平(岩手)
■東海3校 柳田悠岐(広島)
■北信越3校 内山壮真(石川)、吉田正尚(福井)
■近畿7校 柳田悠岐(広島)
■中国2校 大谷翔平(岩手)、柳田悠岐(広島)
■四国2校 山本由伸(宮崎)
■九州4校 今宮健太(大分)
北信越1位タイの内山は母校・星稜から4票を集めた。このように球児が在籍校のOBを挙げる傾向はあるが、組織票になるほどの数には至らない。
では、各地区と出身校、本拠地球団の選手に人気の相関関係はあるのか。北信越1位タイの吉田は福井・敦賀気比、九州1位の今宮は大分・明豊の出身であり、ある程度の繋がりはありそうに思える。しかし、近畿と東海1位の柳田は広島商から広島経済大、そして福岡ソフトバンクに入団している。また、近畿で絶大な人気を誇る阪神の選手の同地区最高は8位タイの近本光司、坂本誠志郎の3票だった。
つまり、高校球児の「好きなプロ野球選手ランキング」は各地区の出場校数や出場校に幾分の影響は受けるが、上位に大きな変動を及ぼすには至らないと考えられる。
この前提を元に、総合順位を見ていこう。