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日本代表「4年後の11人」はどうなる? 遠藤航33歳や三笘薫29歳は鉄板、“ピピ”中井卓大22歳も候補に「カギを握るポジションは…」
posted2022/12/15 17:17
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Getty Images
カタールW杯は最終局面を迎えているが、日本代表は2026年のW杯へ向けて動き出している。メンバー入りへの競争は、すでに始まっているのだ。
4年後へ持ち越されたベスト8進出を実現するために、新体制でコアメンバーとなっていくのは誰なのか。「4年後の11人」を選んでみた。システムは4-2-3-1を念頭にしている。
※カッコ内は現所属クラブおよび北中米W杯が開幕する2026年6月を迎えた時点の年齢
ライバルたちの一歩先を行く冨安健洋と板倉滉
◆GK 谷晃生(湘南ベルマーレ/25歳)
21年夏の東京五輪で正GKを務めた彼は、世代交代後の守護神争いをリードする存在だ。カタールW杯アジア最終予選にもほぼ帯同し、7月のE-1選手権で代表デビューも飾っている。
190センチとサイズに恵まれており、20年から所属する湘南ベルマーレで実戦経験を積んでいった。これから長く代表のゴールマウスを任せられるだろう。
◆CB 冨安健洋(アーセナル/27歳)、板倉滉(ボルシアMG/29歳)
CBの候補者は多いが、現時点でふたりに絞るなら冨安と板倉だ。守備の局面で直面する問題を自己解決できる能力において、彼らが先行している。8強入りするには必須と言ってもいいCBのビルドアップ能力についても、ライバルたちの一歩先をいく。
CBでは伊藤洋輝、瀬古歩夢、町田浩樹、チェイス・アンリらの台頭も期待される。さらに、今冬にヴィッセル神戸からセルティックへ移籍した小林友希も、クラブでのパフォーマンスを注視していく必要がある。
◆右SB 橋岡大樹(シント・トロイデン/27歳)
室屋成や菅原由勢との比較で、橋岡を選出した。184センチのサイズがあり、サイドバックだけでなくウイングバックにも対応できる。シント・トロイデンからのステップアップも期待したい。
今後の成長株としては、J2のモンテディオ山形所属の半田陸をあげる。パリ五輪世代の20歳はピーター・クラモフスキー監督のもとでポジショナルプレーと5レーンを理解しており、現代的なプレースタイルを身に付けている。ローマが興味を示していると言われている選手だ。
◆左SB 杉岡大暉(湘南ベルマーレ/27歳)
普通に選ぶなら中山雄太だ。ただ、左利きで左SBを本職とする選手として、杉岡大暉を推す。17年のU-20W杯に板倉、冨安、堂安律、久保建英らとともに出場しており、19年には東京五輪世代中心の日本代表で国際Aマッチにデビューしている。