水沼貴史のNice Middle!BACK NUMBER
W杯26人枠サプライズも? 水沼貴史がE-1に推す“J1の5人”「気になるのは名古屋の…」「湘南FWは化ける」息子・宏太にもエール
text by
水沼貴史Takashi Mizunuma
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2022/07/01 17:01
6月シリーズのメンバーがW杯への中核と目される一方で……26人枠サプライズに向けて水沼貴史氏が注目するJリーガーは誰だ!
今シーズンはトップ下での出番が増えたこともあり、改めて彼の良さが際立つようになりました。セレッソは4-5-1から変則的に4-3-3気味になることが多く、清武がサイドに開いて中盤の奥埜博亮が飛び出すといった形が多くみられましたが、その時のタメの作り方やスムーズに味方を推進させる技術がすごく高い。流れを感じ取ってプレーできるところは唯一無二の魅力を感じますね。
長引きそうな怪我(6月28日発表、左足リスフラン靭帯損傷・全治6週間)でしたので、今大会の招集は厳しいと思いますが、引き続き存在感を発揮してほしいと思います。
水沼宏太?立場的に言いづらいですけど、今でしょ!
〈編:最後にこちらからの提案です。水沼宏太選手はいかがでしょう?〉
いいと思いますねえ(笑)。立場的になかなか言いづらいですけど、客観的にみても「今でしょ!」って感じはしています。
今季はサイドに張るだけでなく、中央でプレーするシーンも増えてきました。サイドバックを上がらせて自分がゴール前に侵入していく。その意識が得点を取れるようになった要因だと思います。E-1選手権では相手が引いてくる局面が増えることが予想できるので、他の選手にはない「クロスボール」という武器も生かされるでしょう。
また、今季は頭から試合に出られるようになったことでメンタル的にも充実しているはず。昨季の先発は1試合だけで、悩んだ時期もあったようですが、チャンスをつかんだことは自信になったでしょう。あとはどんなチームにいても“引っ張れる”性格なので、短期集中大会では力を発揮してくれるはずです。久々に代表のユニフォーム姿、みたいですね。それこそ、清武と宏太が組んだら最高だろうな……と思ったりもしました(笑)。
オフの海外組、Jリーグに専念する国内組の日本代表の選手たちにとっても刺激になるような大会になってほしいです。応援しましょう。
<構成/谷川良介>
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