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王者は盤石、シード権争いは熾烈な戦いに?
区間配置から読む第95回箱根駅伝。

posted2018/12/31 12:00

 
王者は盤石、シード権争いは熾烈な戦いに?区間配置から読む第95回箱根駅伝。<Number Web> photograph by AFLO

前回大会1区。区間エントリー後もスタート直前まで各チームの読み合いが続く。

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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 2018年の最終週、青山学院大学の原晋監督と話す機会があった。その言葉が印象深かった。

「いい形で仕上がっていると思います。かなり……いいと思います」

 その語り口は、とても穏やかで静かだった。

 私の取材の経験上、原監督が「静かなる自信」を覗かせたときは、青山学院大学は本当に強い。

選手層が圧倒的に分厚い青山学院大学。

 12月29日、箱根駅伝の区間エントリーが発表された。

 青山学院大学の布陣を見ると、主力の森田歩希(4年)が故障で補欠に入っているのが不安材料だが、それでも選手層は分厚く、原監督の自信の源になっていることがうかがえる。

 往路を見ていくと、1区の橋詰大慧(4年)は、出雲駅伝の1区でも成功しており、ここで青山学院大学は先手を取るとまではいかなくとも、先頭と秒差でたすきをつなぐと予想される。そして2区には現状、過去2回の箱根駅伝出走経験を持つ梶谷瑠哉(4年)がエントリーされているが、梶谷も全日本では最長区間を任され好走しており森田と遜色のない走りが期待できる。そして3区には湯原慶吾(1年)に代わって鈴木が入るのではないか。

 私が注目しているのは4区。この区間には11月の世田谷ハーフマラソン、10000m記録挑戦競技会で部内トップクラスの実力を見せた岩見秀哉(2年)が入った。駅伝デビュー戦となるが、彼がアッと驚くような走りを見せる可能性も十分にある。

【次ページ】 どの区間でも挽回可能な布陣に!

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